- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年10月
- 2023年8月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年3月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
2024年もまたいよいよ大型連休のG.Wが始まります。
毎年の事ですが、高速道路での「渋滞」
この渋滞が起こる原因はやはり追突事故などの交通事故。。。
この高速道路での渋滞や交通事故を起こさないようにするためには、一人一人の運転に対する心がけが大切です。
高速道路を運転する機会が多いドライバー曰く、
「渋滞は右車線(追い越し車線)から始まる」
今回は渋滞予防の意識を記載していきたいと思います。
皆さんも渋滞を少なくする事=追突事故の交通事故予防になりますのでご参考にしてみて下さい
渋滞を生まない運転4つのポイント!
ポイント1 速度低下に気をつける
1つ目は、サグ部(道路の下りから上りの路面)で速度を落とさないこと。
サグ部は、下り坂から上り坂にさしかかる時の底の部分、つまり、下り坂から上り坂に変化するポイント。
比較的傾斜の緩い高速道路では、サグ部は傾斜の変化が緩やかでドライバーが速度低下に気がつかず、知らず知らずのうちに速度が落ちてしまい、後ろの車は車間距離が詰まるために後続車が連鎖ブレーキを踏む行動が起こります。
ゆえに、その後続車が順序良くブレーキを踏み、徐々に車がつまり始めて、スピードも落ちて、最終的には停車し、その車は徐々に増加して渋滞の出来上がりとなります。そして、その高速道路上で玉突きの追突事故が起きやすい状況が出来上がるという訳です
高速道路で渋滞が発生しやすい6割がこのサグ部という調査データーがあるとの事です。
また、道路状況の変わるトンネルの出入り口やトンネル内も速度低下しやすい場所なので、
速度も気にしながら運転する事が大切となるポイントです。
ポイント2 車間距離をしっかりとる
2つ目は、車間距離をしっかりとることがたいせつです。
車間距離をあけずに走行すると、前車のちょっとしたブレーキで、すぐに自車もブレーキを踏むことになります。
そうすると、後続車も順次同様な現象が起こる可能性があり。。。これでまたブレーキングの連鎖が起きて渋滞が起こるきっかけとなります。
車間距離をしっかりとっていれば、全車が余計なブレーキを踏んでも、自車でブレーキを踏まなければ、ブレーキングの連鎖を断ち切る事ができて、余計な渋滞を防ぐことが出来るかもしれません。
高速道路走行中の無駄なブレーキは、渋滞を起こすキッカケとなりますので、車間距離をしっかりとあける事を心がけることがポイントです。
ポイント3 必要のない車線変更をしない
3つ目は、不必要な車線変更をしないこと。
誰もが少しでも早く目的地に着きたいので、少しでも早くと走行車線と追い越し車線を利用します。
でも、必要以上にスピードを出して、空いているスペースに割り込みを繰り返すような、走行車線と追い越し車線を行ったり来たりする車がありますが、これは流れを阻害し、渋滞を発生させる原因となります。
「渋滞は右から始まる」との言葉がありますが、早く進もうと追い越し車線を走る車が増加する、追い越し車線の少しのスペース割り込むなどで、追い越し車線の車のブレーキが増えて、追い越し車線の渋滞が始まることになります。
そして、追い越し車線では、スピードも出ているため、急な割込みや無理な割込みで、追突事故・玉突き事故につながり大渋滞の原因にもなります。
ポイント4 合流地点ではファスナー合流をこころがける
4つ目は、合流の加速車線から本線に合流する時に「ファスナー合流」のマナーを守ること。
インターチェンジの乗り入れや、高速道路合流の本線合流部では、好きなタイミングで自由に合流するのではなく、走行車線車両を見ながら、合流地点先頭まで進んで1台ずつ交互に合流するほうが、結果的に渋滞を和らげる効果があるということです。
実験では、このファスナー合流を意識するだけで、渋滞時間がおよそ3割減少したというデーターもあるとの事です。
合流するための加速車線のあらゆるところで合流しようとすると、結果的に本線の流れが悪くなって渋滞がおこるのですが、加速車線を走るドライバーの中には『先頭まで進んで合流するのはちょっと。。。』と思う方、本線を走るドライバーの中には『ぎりぎりまで攻めるな!』と言う方もいるかもしれませんが、結果的には、ファスナー合流のほうが早いということをドライバー全体のルール(マナー)なってくれば、合流渋滞解消につながるかもしれません。
もしかしたら渋滞・交通事故を引き起こしているのは自分かも?
渋滞を引き起こさないチェック
□車間距離を40メートル以上あける
※白線2つ分が40メートル目安です
□速度メーターを意識しながら運転する
※下り坂・上り坂・カーブ
□無駄なブレーキを踏まない
※速度超過・あおり運転をしない
□必要のない車線変更をしない
□ファスナー合流を心がける
□低速車(トラック・初心者・運転が苦手)は走行車線で速度低下しないように意識する
□疲労を感じる前にパーキングエリアで休憩
□車線変更時は、他の車線状況をしっかり確認
2024年のゴールデンウイークも安全運転で楽しい行楽を!
毎年のように高速道路では悲しい事故が起きています。
せっかくの連休を楽しい思い出になるはずなのに、交通事故渋滞や自然渋滞で予定が大きく変わってしまう事も。。。
ドライバー自身で渋滞の対策をしっかり心がければ徐々に自然渋滞や交通事故渋滞が減ります!
ゆとりのある時間計画で、渋滞のきっかけにならない!交通事故に遭わない!交通事故をおこさない!楽しく安全に十分注意してお出かけください!
『2024春の全国交通安全運動』告知協力院しています
当院では、毎年埼玉新聞社の春の全国交通安全運動に協賛させて頂いております。
今回は令和6年4月4日(木)の埼玉新聞
『人も車も自転車も 安心・安全 埼玉県』
春の交通安全運動重点目標 期間中の取り組みの4ページにわたる特集ページに掲載されます。
交通事故でのむちうちなどのケガ『0』のために、ぜひ埼玉新聞の特集欄、みて下さい!
そもそもなぜ『春』『秋』に全国交通安全運動があるの?
『春』『秋』共通して季節的要因(年度替わりの新生活スタート・夕暮れが早くなる等)・視界の変化(太陽の高さで運転中見にくくなる)・イベントや行事などで交通事故が増加する季節のため、交通事故の発生を減少させたい思いから、春・秋の交通安全運動が行われ、交通事故の防止や安全な運転・歩行の啓発が重要と考えられているからだそうです。
交通安全運動の目的は?
・広く国民に交通安全思想の普及
・浸透を図る交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践の習慣性
・国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組の推進
上記3点により交通事故防止の徹底を図ることを目的とする
とされています。
2024春の全国交通安全運動の期間は?
令和6年4月6日(土)から15日(月)までの10日間
交通事故死ゼロを目指す日 令和6年4月10日(水)
です。
主催団体は?
内閣府,警察庁,総務省,法務省,文部科学省,厚生労働省,農林水産省,経済産業省,国土交通省,防衛省,都道府県,市区町村,独立行政法人自動車技術総合機構,独立行政法人自動車事故対策機構,独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構,自動車安全運転センター,軽自動車検査協会,(一財)全日本交通安全協会,(公財)日本道路交通情報センター,(一社)全日本指定自動車教習所協会連合会,(一社)日本二輪車普及安全協会,(一社)日本自動車連盟,(公社)日本バス協会,(公社)全日本トラック協会,(一社)全国ハイヤー・タクシー連合会
となっています。
協賛団体は?
(一社)日本民営鉄道協会・(一社)全国自家用自動車協会・(公社)全国通運連盟・(一社)日本陸送協会・全国農業協同組合連合会・日本貨物運送協同組合連合会・(一社)全国個人タクシー協会・(一社)日本自動車工業会・(一社)全国軽自動車協会連合会・(一社)日本自動車整備振興会連合会・(一社)日本自動車販売協会連合会・(一社)日本中古自動車販売協会連合会・(一社)日本自動車タイヤ協会・(一財)自転車産業振興協会・日本自転車軽自動車商協同組合連合会・(一社)全国建設業協会・(一社)日本道路建設業協会・(公社)日本道路協会・全国道路利用者会議・(一社)全日本駐車協会・全日本交通運輸産業労働組合協議会・全国交通運輸労働組合総連合・全日本運輸産業労働組合連合会・全日本自動車産業労働組合総連合会・(公財)全国老人クラブ連合会・(福)日本身体障害者団体連合会・(福)日本盲人福祉委員会・(一財)全日本ろうあ連盟・(福)全国社会福祉協議会・日本弁護士連合会・全国人権擁護委員連合会・損害保険料率算出機構・(一社)全国銀行協会・(一社)生命保険協会・(一社)日本損害保険協会・全国共済農業協同組合連合会・日本赤十字社・(公財)日本消防協会・NHK・(一社)日本新聞協会・(一社)日本雑誌協会・(公社)日本広報協会・朝日新聞社・毎日新聞社・読売新聞社・日本経済新聞社・産業経済新聞社・北海道新聞社・中日新聞社・西日本新聞社・ジャパンタイムズ社・(一社)共同通信社・(公社)日本保安用品協会・(公財)交通事故総合分析センター・(一財)日本自動車交通安全用品協会・日本自動車車体整備協同組合連合会・北海道旅客鉄道(株)・東日本旅客鉄道(株)・東海旅客鉄道(株)・西日本旅客鉄道(株)・四国旅客鉄道(株)・九州旅客鉄道(株)・日本貨物鉄道(株)・(公社)全国行政相談委員連合協議会・(一社)日本ヘルメット工業会・日本保安炎筒工業会・(一財)日本自転車普及協会・(一社)電気通信事業者協会・(一財)道路交通情報通信システムセンター・(公社)全国運転代行協会・(一社)UTMS協会・全国労働者共済生活協同組合連合会・(公財)三井住友海上福祉財団・(一財)職業教育・キャリア教育財団・(一社)公立大学協会・全国公立短期大学協会・独立行政法人国立高等専門学校機構・日本私立高等専門学校協会・(一社)国立大学協会・日本私立大学団体連合会・中央労働災害防止協会・陸上貨物運送事業労働災害防止協会・建設業労働災害防止協会・(一社)日本交通科学学会・独立行政法人日本スポーツ振興センター・全国都道府県教育長協議会・(公社)日本PTA全国協議会・(一社)全国高等学校PTA連合会・全国国公立幼稚園・こども園長会・全国連合小学校長会・全日本中学校長会・全国高等学校長協会・全日本私立幼稚園連合会・日本私立中学高等学校連合会・(公社)全国子ども会連合会・(一財)日本交通安全教育普及協会・(公社)全国公民館連合会・(公財)あしたの日本を創る協会・(公社)日本青年会議所・日本青年団協議会・(公財)ボーイスカウト日本連盟・(公社)ガールスカウト日本連盟・全国女性団体連絡協議会・主婦連合会・時事通信社・日本テレビ放送網・フジテレビジョン・TBSテレビ・テレビ朝日・テレビ東京・ニッポン放送・文化放送・TBSラジオ・(株)日経ラジオ社・(一社)公営交通事業協会・(一社)全国道路標識・標示業協会・(一社)日本自動車会議所・石油連盟・全国石油商業組合連合会・(公財)国際交通安全学会・(公財)日本交通管理技術協・全国地域活動連絡協議会・(一財)児童健全育成推進財団・(一社)全国レンタカー協会・全国トラック交通共済協同組合連合会・(福)日本保育協会・(公社)全国私立保育連盟・(一社)自転車協会・(一社)全国届出自動車教習所協会・全国小売酒販組合中央会・全国特別支援学校長会・(一社)日本音楽事業者協会・日本私立短期大学協会・全国公立高等専門学校協会・日本私立小学校連合会・(一社)日本反射材普及協会・(一社)交通工学研究会・全日本デリバリー業安全運転協議会・東日本高速道路(株)・首都高速道路(株)・中日本高速道路(株)・西日本高速道路(株)・阪神高速道路(株)・本州四国連絡高速道路(株)・日本郵政グループ・建設三団体安全対策協議会・(一社)日本建設業連合会・(公財)交通安全振興機構・(公財)交通遺児育英会・(一社)全国認定こども園連絡協議会・特定非営利活動法人 全国認定こども園協会・(一社)日本フランチャイズチェーン協会・(一社)交通事故医療情報協会・(一社)日本フードデリバリーサービス協会・(一社)日本電動モビリティ推進協会・マイクロモビリティ推進協議会
以上156団体となっています。
調べてみるといろいろな団体が協賛団体になっていますね。
当院でも毎年、春の全国交通安全運動 埼玉新聞社に交通安全協賛広告を実施しています。
2024交通安全運動のポイントの説明!
(1)こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践
『次代を担うこどものかけがえのない命を社会全体で交通事故から守ることは重要』
しかし
・幼児・児童(小学生)の死者・重傷者では歩行中や自転車乗用中の割合が高い
・新学期が始まる4月から6月にかけて,死者・重傷者が増加する傾向にある
・歩行中児童(小学生)の死者・重傷者の通行目的では登下校が全体の約4割を占める
・通学路を始めとする道路においてこどもが危険にさらされている状況にある
・こどもに限らず,交通事故死者数全体をみると,歩行中の割合が最も高い
・歩行者にも走行車両の直前・直後横断や横断歩道外横断,信号無視等の法令違反がある
なので
・こどもが安全に通行できる道路交通環境を確保する
・全ての歩行者に対し,道路の安全な横断方法を実践するよう促していく
となります。
(2)歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行
『交通死亡事故の当事者の多くは運転者で,歩行中の死亡事故の多くが道路横断中に発生し,運転手に横断歩行者妨害等の法令違反が認められる』
しかし
・飲酒運転,妨害運転(あおり運転)等の悪質・危険運転の交通事故も後を絶たない
・自動車乗車中における後部座席シートベルトの着用率やチャイルドシートの適正使用率がいまだ低調
・75歳以上の高齢運転者による交通死亡事故の要因として、ハンドル操作不適やブレーキとアクセルの踏み間違いなどが多いも留意
なので
・運転者に対して,歩行者優先意識の徹底
・「思いやり・ゆずり合い」運転の励行を促していく
となります。
(3) 自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守
『自転車の交通事故死者数が減少傾向にある一方で,全事故に占める自転車関連事故の割合は増加傾向』
なぜ?
・自転車乗用中の交通事故死傷者数は10歳から25歳未満の若年層の割合が高い
・自転車乗用中におけるヘルメット非着用時の致死率は,着用時と比較して高い
・死者の人身損傷主部位は,頭部が半数以上
・自転車側の多くに法令違反が認められる
そのため
・道路交通法の一部を改正する法律(令和4年法律第32号)の施行
・令和5年7月1日から特定小型原動機付自転車(「電動キックボード等」)に関する新たな交通ルールが定められる
・利用者には交通ルールを理解した上で安全に利用することが求められている
・乗車用ヘルメットの着用についても努力義務が課されている。
このため,
自転車・特定小型原動機付自転車の利用者に対して,ヘルメットの着用と交通ルールの遵守を促していくことが必要
となります。
まとめ
(1)横断歩道を車・自転車に注意しながら自分自身を守り正しく横断!
(2)運転中は歩行者優先!
(3)自転車・電動キックボード利用時はヘルメット着用!交通ルールを守れ!
です。
2024春の全国交通安全運動!
皆様も交通事故の被害者・加害者にならないように、交通事故に遭わないように気をつけて新生活スタートしましょう!
玉突き事故!に巻き込まれた!
後方からの追突で3台以上の車が絡む交通事故
俗に玉突き事故と言われています。
どの車に責任があるのか?
通常、玉突き事故の場合、過失割合は、最初に追突した最後車が100%となりますが、
しかし、玉突き事故の類型・原因は多数あります。
玉突き事故の発生原因次第では、先頭車でも、真ん中でも、過失が発生する事もあることご存じですか?
多種多様な玉突き事故ですが、今回の記述は。。。
・最後尾車が最初に追突
・中間車が最初に追突
・前方の車が急停車で起きた追突
の大きく分けて3つご案内していきます。
多種多様な玉突き事故の過失割合例
1.最後車が最初に追突した玉突き事故
先頭車:中間車:最後尾車=0:0:100
2.中間車が急ブレーキして最後尾車が追突して中間車が先頭車に追突した事故
先頭車:中間車:最後尾車=0:30:70
3.先頭車が急ブレーキして、中間車も急ブレーキを踏んで、最後尾車が追突して玉突きになった事故
先頭車:中間車:最後尾車=30:0:70
4.中間車が最初に追突した時の玉突き事故
※中間車が先頭車に追突し、その後に最後車が中間車に追突
(玉突き事故ではなく、順次追突事故(多重事故)と言われています
先頭車:中間車=0:100
中間車:最後尾車=0:100
※道路交通法26条
前方車両が急停止した場合でも衝突を避けられる程度に車間距離をあけることが義務のため
玉突き事故の過失割合の考え方は?
玉突き事故の過失割合の考え方は、一般的な追突事故と同じに、最初に追突した車に100%の過失があるとされます。
しかし、上記のような前方車両が急ブレーキを踏むなど、事故の原因が追突された側にもある場合は、追突された側の車にも過失が生じます。
あおり運転での追突事故や玉突き事故の場合?
でも最近多い『あおり運転』後ろの車に煽られて急ブレーキを踏んだ場合で追突された場合どうなるのでしょうか?
この場合、『あおり運転』をされたとのことで、急ブレーキを踏んだ。。。。
気持ちはわかるけど『不必要な急ブレーキ』だと判断されてしまう場合があり、過失割合が発生してしまいます。
なので、『あおり運転』されている?と感じた場合、少しずつ減速して車線変更等をして後方車両に道をゆずるなど、急ブレーキ以外の回避方法をとることをした方が、追突事故、玉突き事故の交通事故被害にあわずにすむ可能性が高いです。
追加!高速道路での追突事故
3月20日朝、私も関越自動車道を利用中、6~8台の玉突き事故渋滞に遭遇しました。
なので高速道路での追突事故・玉突き事故も参考までに。。。
高速道路上で起きた玉突き事故の過失割合
1.全車走行中に最後車が最初に追突
先頭車:中間車:最後尾車=0:0:100
2.先頭車が急ブレーキを踏んで玉突き追突
先頭車:中間車:最後尾車=50:0:50
3.車が正当な理由なく駐停車が原因の玉突き追突事故
高速道路では、一般道路とは違い原則として駐停車が禁止
前方車両が正当な理由なく駐停車・急ブレーキをして玉突き事故が起こった場合、先頭車には一般道路の玉突き事故より大きな過失割合がつく可能性があります。
高速道路上で追突事故などの交通事故が起こった場合、ハザードランプを点灯させて後続車に事故の発生を知らせましょう!
玉突き事故で損害賠償請求する相手は?
基本は過失のある人へ損害賠償請求する形となります。
しかし過失割合を決める時、交通ルール違反の有無、道路の見通しや状態、事故状況など、で過失割合が大きく変わる可能性もあります。
上記で記述したように自分にも過失割合がつく場合もあるかもしれません。
もし玉突き事故の被害者・加害者になってしまった場合、当院では交通事故専門の顧問弁護士に無料ご相談が可能です。※当院通院時
万が一玉突き事故に遭遇してしまった場合、一人であれこれ悩まずにすぐにご来院下さいませ。
玉突き事故は必ず最後尾車が悪いとは限りません。
前方車の動きだけではなく、更に前の車にも注意をして安全運転を心がけましょう。
※2024年そろそろ春の交通安全運動が始まります。(4月6日~15日)
交通事故を起こさないように安全運転気をつけましょうね!
バック事故
バック事故は、自分が停止中もしくは徐行進行中、通常進行中に、前方の車又は、側道等から、車がバック後退時の後方不注意が原因で、衝突する交通事故で、『逆追突事故』『後突事故』といいます。
車両には近年バックモニター付きが増加傾向なのですが、なぜか発生頻度の高い交通事故です。比較的軽微な物損事故になるケースが多いですが、気がつかないでバックを続けてしまい、物損事故では済まず大きな人身事故になる事もあります
バック事故の場合、加害者が被害者側に過失があるというケースも発生し、バックでぶつけられた側としては、納得がいかない場合も多くあります。
どのようなケースに被害者側にも過失があるとみなされるのか、過失割合はどうなるのかを調べてご紹介したいと思います。
バック事故の過失割合
いつくかのバック事故の過失割合判例をご紹介致しますが、あくまでも過失割合を決めるのは、裁判所です。
納得いかない時は、しっかりと弁護士に相談するようにして下さい。
- 自車が停車中、バックしてきた車にぶつけられた場合
自車:相手方=0:100
- 自車が徐行中、バックしてきた車にぶつけられた場合
自車:相手方=0~30:70~100
- 自車が公道を直進中、脇道(側道や駐車場)からバックしてきた車にぶつけられた場合
自車:相手方=20:80
- 自転車や歩行者がバックしてきた車にぶつけられた場合
自転車や歩行者:相手方=0~10:90
なぜ加害者は主張を後から変えたりするのか?
相手車両がバックで来ることが予見できたのにも関わらず、停止、徐行で直進していても停止してクラクション等で教えてくれなかったなどを、少しでも自分の過失を少なく考えたりすると、交通事故の自己的有利変換で主張を変えてくることが多くあります。
つまり少しでも自分の過失を下げて、過失割合を変更したいからという事になります。
加害者の変える主張例は?
1.事故状況について現場検証でウソの証言
自車が停車していたのに「動いていた」・「徐行していなかった」・「急に後ろに来た」など、加害者側がウソをつく
反論は、ドライブレコーダー提出・目撃者等確保を行い証拠を示して反論すること。
※今の世の中では、ドライブレコーダーや駐車場内の監視カメラの録画などが有利な証拠となります。
2.クラクションを鳴らさないのが悪いと被害者のせいにする
被害者側から「クラクションで警告してくれれば、気づいたのに」と言われ、「クラクションで警告する義務を怠った」という利己的な主張をされる加害者もいます。
警告する余裕があったのにクラクションで警告しなかった場合は、加害者の主張するように被害者にも過失があるとみなされるケースがある為、このような主張を言われる方もいますが、クラクションで警告する間もなくバックで当てられた場合、加害者の主張は通りません。
こちらもドライブレコーダーや監視カメラの記録での事実確認があれば対策出来ます。
3.車(バイク)が見えなかったと被害者の車両の位置のせいにする
加害者から「車が見えなかった」と言われる場合があります。本当に見えなかったかもしれませんが、被害者には関係ありません。多くの場合が言い訳であり、被害者に過失を求める性質のものではないので気にする必要は全くないと思います。
4.停車ではなく徐行していたと主張される
バックしてきた車にぶつけられた時に、被害者側の車が完全に停車していたわけではなく、徐行していたと主張されることがあります。
このような言い訳は、被害者側に一定の過失割合を発生させ、少しでも自分の過失割合が100%からダウンさせたいからでしかない話です。
これもドライブレコーダーが、ぶつけられた時の状況を客観的に証明する証拠となります。
また、近くに目撃者がいるなら、その人に証言をお願いできるように連絡先などを控えておいた方がさらに心配事が無くなります。
4.停車位置に非があると主張される
バックしてきた車にぶつけられた場合に、被害者側の車の停止していた場所が悪いと言われることがあります。駐車禁止・停車禁止の場所に停車していたといった内容です。
基本的に、運転中に停車していた車には過失割合は発生しませんが、本来の停車位置ではない場所に停車していた車の場合、加害者側の過失割合は軽減される事になりますので、このような場合は、加害者の主張通りの内容であれば、加害者側の主張が認められる場合があります。過失割合が被害者にも発生する事になります。
- 駐車場内での事故の場合
・駐車場枠をはみ出していたケース
被害者側としては、仮に駐車場の枠からはみ出ていたとしても、他の車の邪魔になるような停め方はしていないといった主張をするように防御しましょう。
・被害者側が進行方向を守っていなかったケース
加害者側が被害者側の車が進行方向を守っていなかった時、駐車場によっては通路が狭いために、車両の進行方向を一方向に制限していることがあり、その指示に従っていなかったという場合は、駐車場内でその進行方向指示に従う必要があります。
加害者側の主張が正しいものであれば、加害者側の過失割合は軽減され、被害者側にも一定の過失割合が発生してしまいます。
もし被害者側が進行方向を守っており、一切の非がない場合は、ドライブレコーダーの映像が大切となります。
6.駐車場でのバック事故で当て逃げ
駐車場でのトラブルで多いのは、駐車中の車にぶつけた車が、そのまま逃げてしまう当て逃げがあります。買い物等で不在の時、ぶつけた方が全面的に悪くのですが、被害者側の車に乗っていた人や目撃者がいない場合、そのまま逃走されてしまう事が多くあります。また、ドアで側面を傷つけられた時も同様ですが、どちらにしても、すぐに警察を呼び事故届(被害届)を作成してもらいましょう。被害届を提出していないと、保険会社は保険金を支払ってくれないケースがあります。できるだけ速やかに警察に届け出るようにしましょう。
被害の大きさでは、ドライブレコーダー・店内監視カメラも当て逃げ犯人を見つける証拠ともなりますので、店舗等の駐車場の場合はカメラも確認して協力を求める事も大切です。
まとめ
バック交通事故は、基本的には、加害者100:被害者0となりますが、交通事故のケースによっては、過失が発生してしまう事もあります。その時にトラブルにならないようにする為には、ドライブレコーダーは確かな証拠となります。
自分と愛車を守る為にも、装備しておくことが大切です。
まさか?なんで?ここでバックして来るの?がバック事故です。
追突事故や交差点事故だけが交通事故ではありませんので皆様いつでもクラクションを鳴らす準備は忘れずに。。。
積雪注意して下さい!
皆さんこんばんは。。。
本日は先週からの予報通り、しっかりと積雪となりました。
雨が降って、雪が解けてくれれば良いのですが、これから夜中にかけてまだまだ降りそうですね。。。
これからの時間帯、車を運転される方は、スタッドレスタイヤ・タイヤチェーンをしっかり装着されている方だけでお願いします!
ノーマルタイヤでの運転は交通事故の原因になります!
また歩行される方も足を滑らせての転倒によるケガ、ご注意くださいね。。
朝は凍結注意しましょう!
明日の朝、行くが残っている場合、明後日も、凍結路面には注意して下さいね。
万が一交通事故に巻き揉まれてケガをしてしまったら、すぐに当院までご相談連絡下さいね
しっかり治療はもちろんですが、わからない事アドバイスさせて頂きたいと思います!
では雪道気をつけて下さい!
週末の道路は?雪が降ると交通事故は増加する?
毎年の事ですが、首都圏に降雪があると必ず交通事故は増加します。
また雪はいつ強くなるか?天気予報通りとならない事もあります。雪道での運転は通常の道路状況よりも危険が増します。
なので特に雪道の運転に慣れていない方は、不必要な運転は控えるようにしましょう!
交通事故を起こさない!雪道の運転の注意点の確認点
1.速度の適応
雪が積もった道路では、通常の速度よりも遅い速度で運転しましょう。
急なアクセルや急ブレーキは避け、ゆっくりとした動作をするようにしましょう。
2.安全な車間距離
前車との間隔をいつもより広めにとり、十分な安全距離を確保しましょう。
ゆとりがあると、急な制動や回避が必要な場合に対応しやすくなります。
3.ブレーキの使用方法
雪道での急ブレーキは滑りやすく危険です。
ブレーキやアクセルを急激に踏むことは危険です。
ブレーキは軽いタッチでコントロールするようにし、エンジンブレーキやシフトレンジを利用して安全に止まるようにしましょう。
車のスピードを緩め止める制動力は、ブレーキだけではありません。
4.スムーズなハンドリング
急なハンドリングはスリップの原因です。方向転換や車線変更はできるだけゆっくりかつ滑らかに行いましょう。
5.冷静な運転
雪道での運転では視界も悪くなり、いつも以上に安全確認をする事が必要です。
冷静かつ的確な判断で、余裕を持った運転を心がけましょう。
6.適切なタイヤ
スタッドレスタイヤやチェーンを必ず使用しましょう。
『ちょっとの雪だから。。。』『少しの距離だから。。。』
そんな気持ちでノーマルタイヤのまま出かける運転は絶対にやめましょう!
またスタッドレスタイヤも消耗品です。トレッドパターンの溝確認は怠らず、適切なメンテナンス交換しましょう。
7.視界の確保
雪や霜が視界を妨げることがあります。ウィンドウやミラーを十分に除雪し、視界を確保して運転をしましょう。
8.天気予報の確認
雪の降る可能性が高い場合は、出発前に天気予報を確認し、適切な準備を行いましょう。
9.緊急時の装備
万一の事態に備えて、外作業用の防寒具、スリップから脱出できる非常用品を携帯して出かける事が安心です。
まとめ
私もスノーボードでよく車で雪国に行きますが、必ず困っているスリップ等で困っている車や追突事故など見かけます。
雪道での運転は慎重かつ冷静な運転が求められます。雪国の運転に慣れている方でも交通事故を発生させますので、雪道に慣れていない方は十分な準備と注意を払って、安全運転を心がけてください。
交通事故の被害者になってしまった!
交通事故の被害者になった場合、交通事故の事故状況と事故の大きさなどで様々に対応ステップがあります。しかしどのような交通事故状況でも適切な行動を取る必要があります。今回の手順は一般的な交通事故の被害者になってしまった時にガイドラインをご案内します。
大小かかわらず、車の交通事故・自転車の交通事故・バイクの交通事故、また現在では、歩行者の交通事故(歩きスマホ衝突・イヤホン衝突など)すべて警察に連絡して現場検証をしておけば、『何月何日にここで交通事故が起こった』と証明出来る事になります。
交通事故が発生した時に警察に連絡しておかないと、さまざまなトラブルに巻き込まれてしまうがありますので、必ず交通事故に遭ったら警察に連絡!必須事項として忘れないようにして下さい。
交通事故被害者になってしまったら
始めて交通事故の被害者になってしまった時、ほとんどの人は、慌ててしまいます。またどうしてよいかわからないこともしばしば。。。
しっかりと下記の基本行動をするようにして下さい。
1.安全確保
・事故現場で安全な場所に移動する。
2.警察に交通事故発生報告のTEL、状況に応じて救急隊も依頼する。
・TELで警察の指示に従う。
※車が動ける状態であれば、路肩に移動する。(移動に関して不明点がある場合、警察に確認する)
・動くのに困難なケガをしている場合
TELにて救急隊の指示に従い応急処置をする
※必要に応じて急救車を要請する
3.警察到着
・事故の発生状況を警察に報告する。※警察の報告書は後の法的手続きで重要です。
事故の詳細を記録する。
・相手の車のナンバープレート
・相手のTEL確認※携帯番号だけでなく、自宅電話番号も確認する
・ドライバーの免許証情報(氏名・住所・免許証番号)
・任意保険情報
・事故場所と時間などを含めて記録します。※後日、交通事故証明書に記載される情報です。
・目撃証言(目撃者がいれば、その人たちに事故の証言をしてもらう。万が一に、加害者に都合よく保険会社に事故報告をされた場合、目撃者証言があると助かる事もあります。
目撃者にお願いして万が一何かあった時にお願いできるように、連絡先TELを聞いておくと良いです。
・証拠の保管写真を撮っておく※後でトラブルになる場合役に立つことがあります。
現場道路・車の損傷・ブレーキ痕などがあると良いと思います。
・ドライブレコーダーの保存
4.保険会社への連絡:
・自分の保険会社に連絡する。
※今後どのようにして良いかアドバイスを受けると良いと思います。
・相手の車の任意保険会社からの連絡をある場合、保険会社に連絡して事故を報告する。
5.交通事故で身体に痛みが出たら
交通事故で怪我をして痛みがある場合や気になる場合すぐに医療機関に受診するようにしましょう。※但し相手側の任意保険会社担当が決まる前の受診となりますので、一時保証金等の建て替えが必要になるケースがあります。
また、交通事故後の翌日~1週間後ぐらいに遅発的に痛みが出る場合もあります。少しでも違和感等が気になるようでしたら必ず医療機関に受診して下さい。
6.相手側の主張と異なり過失割合等でもめたりする場合、また事故の状況や責任が明確でない場合、弁護士による法的支援を受けることを検討しましょう。
弁護士に相談することが役立つことがあります。
7.精神的ケア
交通事故で以外に多い問題で、事故のストレスやトラウマも発症する事があります。
対処するためには、心理的なサポートが出来る医療機関の受診も大切です。
まとめ
最も重要なのは、事故直後は安全を最優先にし、その後体の治療、車や周辺施設などの修理など、法律と適切な手続きを進めていく事が、事故によるあらゆる被害を最小限に抑える事が出来ます。
交通事故の大小かかわらず、『必ず警察に連絡する事』を忘れないようにして下さいね。
警察を呼ばなかった場合、事故の責任や証拠の確保が難しくなる可能性があり、相手側と大きなトラブルになってしまう事があるので注意して下さい。
何か困ったことがありましたら、出来る限り早めの段階でご相談下さい。
道路標識!みなさん大丈夫ですか?
夏のお盆休みシーズン、夏休みシーズンが続き、車で遠方までお出かけの機会があるかと思います。
知らない道での道路標識で、なんだっけ?とならないように道路標識についてブログに書きたいと思います。
道路標識には、
・案内標識
・警戒標識
・規制標識
・指示標識
・補助標識
があります。
これから数標識、お答えできるか?是非チャレンジしてみて下さい!
第1問
この標識は皆さん分かりますか?警戒標識+補助標識の組み合わせです。絵+補助標識があるのでわかりやすい標識ですね
答え:落石のおそれあり
山間部や斜面のある道路でよく見かけるかと思います。
第2問
この標識も警戒標識です。車がふらふらしているように見えます。
答え:すべりやすい
何かしらの要因(路面・凍結しやすい等)で路面の状態悪くなり、タイヤグリップ力が低下しやすいから注意して下さい。
第3問
矢印の警戒標識です。
答え:左方(右方)、屈折あり
少し進むと左方(右方)に屈折があるので、注意深く運転するようにとの意味となります。同様な矢印の警戒標識がありますので、黄色+矢印方向指示がありましたら、注意深く運転して下さい。
第4問
動物の絵が描いた警戒標識です
答え:動物が飛び出すおそれあり
この警戒標識の動物の絵は、ご当地動物の絵が描かれているものも多くあります。沖縄ではヤンバルクイナなど書かれているものがあったりします。運転中に動物が飛び出してきた経験、皆様はありますか?
私は、北海道旅行中に、林の中からシカがぴょんと道路に飛び出してきた経験があります。動物は本当に予期せぬ時、予期せぬ場所で飛び出してきます!先日も東北自動車道を走行中に、鹿沼のあたりで鹿と乗用車がぶつかり交通渋滞の場面に遭遇しました。
動物の絵の黄色い警戒標識、皆様も油断せずにしっかりと警戒して下さいね。かわいいだけではありません!
第5問
青色の指示標識です。
答え:優先道路
走行中の道路が優先道路であることを示す指示標識です
皆さん分かりましたか?
第6問
これも指示標識となります。
答え:斜め駐車
あまり見る事がない指示標識だそうです。皆様見たことありますか?
第7問
黄色の標識です!黄色は警戒標識ですよね。さらに補助標識付きです。
答え:路面にでこぼこあり
この警戒標識は、山道や峠で走り屋さん防止対策地域に見かけたりします。
第8問
黄色の警戒標識+補助標識です。
答え:横風注意
橋の上、風が強く吹くところでよく見かけます。
横風も動物と同じく思わにタイミングで吹きますので油断せず注意して運転しましょう。
第9問
青色の指示標識です
答え:安全地帯
これは路面電車に乗車するスペースや、横断歩道途中にある指示標識です。
皆さんわかりましたか?
第10問
黄色の警戒標識です。
答え:ロータリーあり
環状の交差点における右回り通行の青い標識と似ているので注意して下さい!
まとめ
さて皆様、交通標識全部大丈夫でしたか?
以外に見かけない標識だと、運転免許試験の時は覚えたはずなのですが、忘れていることもあります。
さらに新しい標識が知らない間に出来たり。。。
交通標識をしっかり確認しながら運転し、警察に交通違反切符を切られたり、交通事故を起こしたり、交通事故に遭遇しないように
注意しましょうね!
交通事故によるむちうち(頚椎捻挫・外傷性頚部症候群等)とは?
車運転(車乗車)中、追突事故・横突事故・前方突事故などの交通事故でケガをされた方の7~8割の方が首の痛みの症状を訴える『むち打ち症』
そのむちうち症とは?
・交通事故のケガで非常に多く発症する首の痛み
・予期せぬ追突等の衝撃により首が鞭のようにしなり発生する
・頭痛、めまい、吐き気、発熱、呼吸、耳鳴り、首コリ、肩コリ、背部痛、食欲不振、不眠など、首の痛みと関連性のない症状がある
むちうち症の由来
むちうち症とは、予期せぬ時の外力により、頚椎を支える頚椎関節・首筋群がその外力により、鞭のようにしなった時に起こるケガの為『むちうち症』と呼ばれるようになったとされています。
正式名称としては、『頚椎捻挫』『頚部挫傷』『外傷性頚部症候群』などの診断名となります。
むちうち症の症状は?
むちうち症は、もちろん事故直後にすぐに筋性防御反応により強い痛みが発生する事はありますが、交通事故直後である程度、身体動ける場合、追突された!などでアドレナリンが分泌され興奮状態になり痛みが分かりにくくなることもしばしば。
その為、交通事故後落ち着きを取り戻したころ時間(日数)経過してから、痛み・吐き気・可動制限・頭痛・めまい、耳鳴りなどが出現してくる事は珍しくありません。
事故から数日経過していると、事故の痛みか疲労か自分でもわからなくなることも。
そのような事がありますので、痛みの大小かかわらず、必ず病院・接骨院を受診しておくことをお勧め致します。
むち打ち症の分類
むちうち症は、首が鞭のようにしなって損傷する頚椎捻挫・外傷性頚部症候群・頚部挫傷等の診断名の俗称です。
しかしむち打ち症は主に5つに実は分類されています。
- 頚椎捻挫型
- 神経根症型
- バレ・リュー症候群
- 脊髄症状型
- 脳脊髄液減少型
むちうち症の症状は?
むちうち症の症状として代表的なものは、
首肩の痛み・筋緊張性の痛み・頭痛・めまい・吐き気・耳鳴り・腕のしびれがあります。
頸椎捻挫型
頸椎周囲の筋肉や靭帯、軟部組織の損傷でもっとも多く、むち打ち症の約70~80%占め、症状としては頸椎の前後屈回旋側屈制限、首肩背中の張り、首周囲痛みが主
頸椎神経根型
頸椎関節に歪みや可動域制限、肩から上腕の痛み、腕や手指の痺れが出ることもあり、症状としては、軽微なものから耐えられないような強い痛みまであり、頸椎(首)を後ろにそらすと痛みやしびれが増強します。神経放散痛症状もあり、長期間の継続症状は、上肢の筋力低下や感覚の障害も生じることがあります
バレ・リュウー症候群
交通事故(スポーツ外力のケガ)などでむち打ちになった為に起こる自律神経障害の症状です。頭痛、めまい、吐き気、ふらつき、耳なり、疲労感などの症状があります。
脊髄症状型
神経だけでなく、頸椎の脊柱管を通っている脊髄までダメージが及び、むち打ち症の中でも症状は重度。上肢・下肢の痺れや麻痺、歩行の際にも支障はきたすこともあります。症状が悪化すると、内蔵機能に問題が発生し、排尿や排便がスムーズにできないこともあります。
要注意な症状です。
脳髄液減少症(低髄液圧症候群)
頭痛・頸部痛・めまい・耳鳴り・視機能障害・倦怠感・軽い疲労感などの症状が起こり、特徴的なものとして、横になって休息している時は症状は落ち着いているのですが、座位・起立時になると症状が出現する※約3時間以内にこの症状が出現した場合、この脳髄液減少症が疑われます。特に頭痛・不定愁訴的な症状が多くみられます。
特にむち打ち症と似た症状となりますので、注意が必要。
※むち打ち症状で、上記状態があるなら、整形外科ドクターに相談し専門医にも受診することが望ましいです。
むちうち・頚椎捻挫・外傷性頚部症候群・頚部挫傷・その他交通事故負傷
むちうちは、交通事故以外、日常生活のちょっとしたバランスの崩れや、躓き等の外力衝撃でも起こります。
もしかしたらむちうちかも?と感じたらいつでも当院にご相談下さい。
春の全国交通安全運動(5月11日~20日)・
交通事故死ゼロを目指す日(5月20日)
2023年5月に春の交通安全運動が始まります!
新生活が始まり、少し落ち着いてきたころだと思います。またゴールデンウイークに今週末から入ります。交通渋滞や車移動の増加することから、交通事故のケガが増加する月間でもあります。
慌てないで、心と時間にゆとりを持った移動行動で楽しくお出かけして下さい!
詳しくは、2023春の交通安全運動概要内閣府参照⇒
https://www8.cao.go.jp/koutu/keihatsu/undou/r05_haru/youkou.html
そもそも全国交通安全運動とは?
全国交通安全運動は、広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的としています。
2023の交通安全運動の重点は?
(1) こどもを始めとする歩行者の安全の確保
(2) 横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上
(3) 自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
との事です。
ゴールデンウイーク前からの皆さんのご協力よろしくお願いします。
詳しい趣旨のまとめ
2023年の交通安全運動の趣旨をわかりやすく箇条書きにしました。
(1)
・交通事故死者数全体のうち,歩行中の割合が最も高い
・歩行者側にも走行車両の直前・直後横断や横断歩道外横断,信号無視等の法令違反が認められる。
・幼児・児童の死者・重傷者は歩行中の割合が高く,5月から6月にかけて歩行中児童の死者・重傷者が増加する傾向
・歩行中児童の死者・重傷者の通行目的では登下校が約3分の1を占めるなど,依然として道路においてこどもが危険にさらされている。
このため,こどもを始めとする歩行者の安全の確保を図る必要がある。
(2)
・交通死亡事故の第1当事者の多くは自動車
・歩行中の死亡事故の多くが道路横断中に発生
・横断歩道横断中の歩行者の死亡事故における車両等側の多くに、横断歩行者妨害等の法令違反が認められる。
・飲酒運転,妨害運転(いわゆる「あおり運転」。以下同じ。)等の悪質・危険な運転による交通事故や電動キックボードによる交通事故が発生している。
・75歳以上の運転者については,75歳未満の運転者と比較して免許人口当たりの死亡事故件数が多く,その要因としてハンドルやブレーキの操作不適が多くなっている。
・自動車乗車中における後部座席シートベルトの着用率やチャイルドシートの適正使用率がいまだ低調である。
このため,横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上が必要である。
(3)
・自転車は,身近な交通手段であるが,自転車乗用中の交通事故死者数が減少傾向にある一方で,交通事故死者数全体に占める割合はほぼ横ばいで推移
・自転車乗用中の交通事故死傷者数を年齢層別にみると,10歳から25歳未満の若年層の割合が高い。
・自転車乗用中におけるヘルメット非着用時の致死率は,着用時と比較して高い
・ヘルメット非着用の自転車乗用中死者の人身損傷主部位は,頭部が約6割となっている。
・自転車関連の死亡・重傷事故は,自転車側の多くに法令違反が認められる。
このため,自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底が必要である。
安全確保の対策は?
1子供を始めとする歩行者の安全確保は?
・歩行者の交通ルール尊寿の徹底を図る
・歩行者に対し,横断歩道を渡ること
・信号機のあるところでは,その信号に従うこと
自分の歩行移動を安全にするためには?
・運転者に対して横断しますよと分かりやすく意志表示を歩行する
・運転者が気づいた事を確認してから横断を始める。
・横断中も周囲の安全を確認する
です。
つまり基本的な交通ルールを教えるという事ですね。
指導する側の注意点
・歩行中幼児・児童の交通事故の特徴(飛び出しによる死者・重傷者が多いなど)等を踏まえた交通安全教育
・安全に道路を通行する為の,日常生活や教育現場における保護者や教育関係者からの幼児・児童への教育
・高齢歩行者の死亡事故の特徴(65歳未満と比較して横断中が多い)が有る為、高齢者自身が,加齢に伴って生ずる身体機能の変化を理解してもらう。
2歩行者の安全の確保
・通学路,未就学児を中心に、こどもが日常的に集団で移動する経路等の見守りり活動の推進
・反射材用品等の視認効果や使用方法等の周知と自発的な着用の促進
・「ゾーン30プラス」の整備を始めとする生活道路対策の推進
・通学路交通安全プログラム等に基づく点検や対策の推進
これについては、見守りボランティア活動者さんへの人件費・反射板購入費・歩行危険区域に対しての自治体の早急な整備が必要ですね。
横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上
1運転者の歩行者等への保護意識の向上
・交通ルールの遵守と歩行者や他の車両に対する「思いやり・ゆずり合い」の気持ちを持って通行する交通マナーの呼び掛け
・横断歩道等に歩行者等がいないことが明らかな場合を除き,直前で停止可能な速度で進行する義務や横断歩道等における歩行者等優先義務等の遵守による歩行者等の保護の徹底
・運転者に対し,歩行者等の保護の徹底を始め,安全に運転しようとする意識及び態度を向上させるための交通安全教育や広報啓発の推進
・運転中のスマートフォン等の使用や注視の危険性についての広報啓発の推進
・夜間の対向車や先行車がいない状況におけるハイビームの活用促進
2飲酒運転の根絶
・交通事故被害者等の声を反映した広報啓発活動等のほか,飲食店等における運転者への酒類提供禁止の徹底やハンドルキーパー運動の促進など,地域,職域等における飲酒運転根絶への取組を推進し,「飲酒運転を絶対にしない,させない」という「飲酒運転を許さない社会環境」の醸成
・運転者の点呼時におけるアルコール検知器の使用促進や業務に使用する自動車の使用者等における義務の遵守の徹底
3妨害運転等の防止
・妨害運転等の悪質・危険な運転についての広報啓発の推進
・「思いやり・ゆずり合い」の気持ちを持った運転の必要性,ドライブレコーダーの普及促進等に関する広報啓発の推進
4二輪車運転者等に対する広報啓発
・二輪車の特性の周知やヘルメットの正しい着用とプロテクターの着用による被害軽減効果に関する広報啓発の推進
・電動キックボード等の利用者に対する販売事業者等と連携した安全利用と交通ルールについての広報啓発の推進
5高齢運転者の交通事故防止
・高齢運転者に対する加齢等に伴う身体機能の変化が運転に及ぼす影響等を踏まえた交通安全教育及び広報啓発の推進
・衝突被害軽減ブレーキ等の先進安全技術を搭載した安全運転サポート車の普及啓発とサポートカー限定免許制度についての広報啓発の推進
・身体機能の変化等により安全運転に不安のある運転者等に対する安全運転相談窓口の積極的な周知及び利用促進並びに運転免許証の自主返納制度及び自主返納者に対する各種支援施策の広報啓発による自主返納の促進
・後部座席を含めた全ての座席のシートベルト着用とチャイルドシートの正しい使用の徹底
・全ての座席におけるシートベルト着用とチャイルドシートの使用義務の周知・指導の徹底及びその必要性・効果に関する理解の促進
・シートベルトの高さや緩みの調整,チャイルドシートの確実な取付方法やハーネス(肩ベルト)の締付け方等,正しい使用方法についての広報啓発の推進
・高速乗合バスや貸切バス等の事業者に対する全ての座席におけるシートベルト着用を徹底させるための指導・広報啓発の推進
自転車のヘルメット着用と交通ルール尊寿の徹底
1自転車のヘルメット着用と改定「自転車安全利用五則」の周知
・道路交通法の一部を改正する法律(令和4年法律第32号)の施行(令和5年4月1日予定)
全ての自転車利用者に対してヘルメットの着用が努力義務とされることを踏まえた,ヘルメット着用の徹底に向けた広報啓発の推進
・改定された「自転車安全利用五則」(「自転車の安全利用の促進について」(令和4年11月1日中央交通安全対策会議交通対策本部決定)別添)を活用した自転車の交通ルールについての広報啓発の推進
2自転車の交通ルール遵守の徹底
・原則として車道通行,車道は左側通行,歩道は歩行者優先等の通行方法や自転車通行空間が整備された箇所における通行方法の周知と遵守の徹底
・信号の遵守や交差点での一時停止・安全確認のほか,夜間の無灯火走行,飲酒運転,二人乗り,並進の禁止等交通事故防止のための基本的な交通ルールの周知と遵守の徹底
・イヤホンやスマートフォン等使用時,傘差し等の片手運転時の危険性の周知と指導の徹底
・自転車を用いた配達業務中の交通事故を防止するため,関係事業者等に対する交通安全対策の働き掛けや自転車配達員に対する街頭における指導啓発,飲食店等を通じた配達員への交通ルール遵守の呼び掛け等の推進
4自転車利用者等の安全確保
・反射材用品等の取付け促進による自転車の被視認性の向上
・幼児を幼児用座席に乗車させる際のシートベルト着用及び幼児二人同乗用自転車の乗車・降車時における転倒等の具体的な危険性の周知や安全利用に関する広報啓発の推進
・自転車利用者等の安全を確保するための定期的な点検整備の促進
・自転車事故被害者の救済に資するための損害賠償責任保険等への加入促進
交通安全運動実施要綱
運動の実施に当たっては,交通事故により,いまだ多くの人々が犠牲になり,あるいは心身に損傷を負っている厳しい交通事故情勢が国民に正しく理解・認識され,第5及び第6に掲げた運動重点及び推進項目の趣旨(以下「本運動の趣旨」という。)が国民各層に定着して,国民一人一人が交通ルールを守り,相手に対する「思いやり・ゆずり合い」の気持ちを持って交通マナーを実践するなど交通事故防止に寄与するよう,以下の要領に従い効果的に運動を展開するものとする。
その際,交通事故被害者等の視点に配意するとともに,交通事故犠牲者に対する哀悼の意を表するものとする。
さらに,交通安全に対する国民の更なる意識の向上を図り,国民一人一人が交通事故に注意した交通行動をとることにより,交通事故を抑止することを目的とした「交通事故死ゼロを目指す日」を実施する。
2023春の交通安全運動!ゴールデンウイーク中、交通事故に遭遇してケガをしない!させない!遭遇しない!皆さん気をつけて下さいね。
当院は毎年、埼玉新聞社の埼玉県警主導の春の交通安全運動に協賛させて頂いています。。