追突による玉突き事故の過失割合と対応(交通事故過失割合シリーズ9)
追突による玉突き事故の過失割合と対応
交通量の多い道路や渋滞時に特に起こりやすいのが「追突による玉突き事故」です。
前方の車が急停止した際に、後続車が追突し、その衝撃でさらに前の車へと次々にぶつかってしまう交通事故のケースです。
一度に複数台が関わるため、当事者間で「誰が悪いのか」「修理費用はどこに請求するのか」といったトラブルに発展しやすい交通事故のひとつです。
玉突き事故の過失割合
玉突き事故では、基本的に後方から追突した車両に過失が大きくなるのが原則です。
ただし、事故の状況によって過失割合は変わります。
前方車が急ブレーキをかけた場合
通常は後続車に前方不注意があると判断されますが、急ブレーキが不自然な場合(進路妨害や危険運転など)には前方車にも一部過失がつくことがあります。
渋滞中の玉突き
信号待ちや渋滞停止中に、後ろの車が突っ込んできた場合は、基本的に最後尾の車の責任が大きくなります。
※ただし「二番目の車が適切な車間距離を保っていなかった」場合は、その車にも一定の過失が発生することがあります。
高速道路での多重衝突
霧・雪・雨などの悪天候や視界不良で発生するケースでは、複数台に責任が及ぶこともあります。状況証拠や実況見分の結果によって過失割合が大きく変動します。
実際にあったケース
信号待ちで停車中に後方からトラックに追突され、その衝撃で前の車にもぶつかってしまいました。ご本人は「自分が前の車にぶつけてしまったから責任があるのでは」と不安に感じていましたが、実際には原因となった最後尾のトラックに過失となりました。
このケースでは、自賠責保険と任意保険を併用して治療費・修理費がカバーされ、通院治療もスムーズに進みました。
玉突き事故に遭った時の対応ポイント
・事故直後は 安全確保と二次被害防止 を最優先
・すぐに警察へ連絡し、必ず事故証明を取得
・関わった車の運転者・同乗者の連絡先を控えておく
・自分が「前の車に当たったから過失がある」と早合点せず、保険会社・弁護士に相談
・首や腰のむち打ち症は、後から症状が出ることが多いため、必ず医療機関や接骨院で診察を受ける
花月接骨院でのサポート
玉突き事故では、第一次の後方からの衝撃と第二次の前方衝突による衝撃が強く、
首・肩・腰・シートベルト装着部にダメージが残りやすいのが特徴です。
むち打ち症、腰痛、頭痛、手足のしびれ、シートベルトによる胸部打撲・肩部打撲など、後から出てくる症状も少なくありません。
花月接骨院(埼玉県さいたま市緑区原山)では、玉突き事故のケガの場合でも、しっかり自賠責保険を使った交通事故治療に対応し、交通事故治療のサポートと顧問弁護士による無料相談を行っておりますので、お困りの際は 【花月接骨院(0120-905-505)】 までお気軽にご連絡ください。患者様の身体の早期快復をサポートいたします。