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交通事故治療(労災治療)について
『まさか自分が。。。交通事故に巻き込まれるなんて』と思うぐらい予期せぬ交通事故。
車・バイク・自転車運転時はもちろん歩行時にも、予期せず誰にでも起こり得るのが
「交通事故」の怖いところ。また、こんなところでと思うくらい、通勤途中の道路、階段、段差で転倒したりする、歩行中の交通事故(労災)でケガを思わぬケガをしてしまうこともあります。
自動車・バイク・自転車の交通事故は、ケガをする時にかかる外力エネルギーが大きいため、目に見える外傷のケガ以外にも、様々な自律神経系症状が現れやすく、快復し社会復帰まで、長期間に至る特徴があります。
特に、交通事故直後はアドレナリン等影響で興奮状態になり、痛みなど症状を感じにくくなります。しかし、帰宅後興奮が平常を取り戻してくると、痛みが気になりだしたりすることもと特徴です。
なので、体の不調や痛みの有無に関係なく、必ず速やか(遅くとも10~14日以内)に医療機関の受診をすることが大切です。。
花月接骨院では、交通事故治療に対しては、患者様の治療はもちろんですが、連携病院紹介、加害者側との交渉などのストレス・心理的な問題を顧問弁護士を始め、連携弁護士を含め、交通事故でのトラブルで困らないようにしていただく為のサポートを整えております。また、修理工場やレンタカー会社とも連携をしていますので、。どんな小さな心配事でも院長・スタッフまでお気軽にご相談ください。
交通事故によるケガの特徴
・事故直後から痛みがある
・後から痛みが出る傾向がある
・後から違うところが痛み出す傾向がある
・急性期、亜急性期の症状(痛み)の変化が大きい
・治療に長期間かかることがある
1.交通事故によるケガ
予期せぬ時に起こるケガのため、日常では損傷しない部分を傷つけてしまうことがあります。目に見える・レントゲン検査やMRI・CT・エコー等でわかるものなら良いのですが、神経系やストレス、自律神経系の痛みになると個人差はありますが、症状が長引く傾向になり、完治・症状消失・症状固定まで3~6か月以上かかることもあります。
長期化する可能性の高い、発生頻度の高い交通事故のケガは、「むち打ち症」と言われています。長期化させないためにも、交通事故直後から適切な治療を開始しないと、結果的に痛みや症状を悪化させ、長期化(慢性化)する要因となりますので注意が必要です。
2.痛みが強い
交通事故は、衝突によって起こるケガのため、車の損傷度に関係なく、その衝撃外力は予想外に強い衝撃のため、痛みなどの症状が強く出やすい傾向があります。保険会社では、車の損傷度=ケガの損傷度のお話が良くありますが、衝突のタイミング・姿勢・既往歴など様々な要因も痛みが強くなることも多くあります。
3.精神的ストレス
交通事故によるケガは、創傷・打撲・捻挫・挫傷・骨折・脱臼などの外傷だけではなく、
当初は普通歩行、日常生活は通常で自覚症状がなくても、被害者にとっては「やられた・ケガをさせられた」という感情、保険会社の担当による『早期治療終了催促のプレッシャー』があると、仕事・学業への悪影響がおこり、精神的ストレスの要因が治療の長期化となる要因にもなります。
また、事故の状況によっては、ケガの程度は軽度でも「PTSD(心的外傷後ストレス障害)・うつ病・パニック障害・不定愁訴による不調などを発症したりすることもあります。
交通事故によるケガで多い疾患・症状
・頭部外傷
・骨折、捻挫、脱臼、打撲、筋挫傷、創傷
・首の痛み(むち打ち症)※入院しないで済む交通事故のケガの約60%
・腰の痛み
・背中の痛み
・可動域の制限
・筋肉の張り(コリ)
・頭痛手足の痺れ、だるさ
・めまい、耳鳴り、吐き気、脱力感
・食欲不振など、
症状が全身に及びます。
※むち打ち症とは?
頚椎捻挫・外傷性頚部症候群と言われ、「むち打ち症」は正式な病名ではありません。
車にヘッドレストが装備されていなかった時代に追突や衝突事故に遭うと、首が鞭を打ったようにしなることに由来しています。
事故直後は痛みや不調を感じないことが多いという特徴があります。
『むちうち』=「頚椎捻挫」<『外傷性頚部症候群』の症状は?
首の捻挫のこと。首から肩の痛み、首が前後屈・左右回旋・左右側屈制限、頭痛、めまい吐き気がなどの症状が現れます。上記の症状の他、肩こり・腕や手指のしびれ・睡眠障害・うつ状態など全身症状も見られます。
交通事故の衝撃により首の筋や腱が損傷することが原因なので、レントゲン検査では骨折や脱臼などの診断はないです。
花月接骨院の「交通事故治療」の特徴
交通事故治療の実績多数
交通事故治療の不明点は、なんでも相談して頂き、安心してご通院下さい。
1.治療を開始するための事前確認
①加害者を特定について 出来ている/出来ていない
②警察の現場検証について してある/していない
③医療機関の受診について 受診済み/未受診→連携病院紹介可
④医療機関の診断書の発行について あり/なし
⑤加害者の担当保険会社からの連絡について あった/これから
⑥保険会社に当院での治療希望の連絡 した/これから
※診断書について
・人身事故扱いの場合必要です
・物損事故扱いでも治療可能です
・診断書の部位が治療部位になります
・診断書の発行がない場合、レントゲン検査部位が基本の治療部位となります
2.これから医療機関にこれから受診される方
①当院の連携病院をご紹介します。※かかりつけ医がある場合御申し出下さい
②負傷日から2週間以内に医療機関を受診しましょう。
③痛みの部位・既往歴のある部位は、すべて検査を受けるようにして下さい。
※気になる痛みは、最初にすべて検査しておかないと、あとから出現した痛みは、交通事故のケガと認めてもらえない可能性があります。
④医療機関(検査・投薬)治療は、最低月/1回は受診して下さい※病院検査も大切な連携治療です。
3.治療費・通院について
治療費の窓口負担金はありません※サポーター・固定装具・湿布は、自己負担です
ご通院についての注意点
・不定期な通院、治療の日数の空けすぎは、痛みが長引く原因となります。
・治療のペースは急性期、亜急性期は頻回治療で、慢性期になったら治療間隔を徐々に
あけて、日常生活復帰できるように通院する事をお勧めします。。
・自己判断での治療終了は、後遺症の原因となりますのでやめましょう。
4.交通事故治療の通院中・通院終了後で大切なこと
まずは『しっかり通院治療して下さい!』
①急性期・亜急性期は通院間隔をあけないようにしましょう。
②都合(仕事・家事・その他)で、治療時間に制限がある時は、ご相談下さい。
※通常予約(受付・TEL・予約システム)以外の被害者専用優先予約枠がご利用出来ます。
④治療終了後、解決するために、相手側と示談交渉が始まります。
5.治療終了になったら -示談について-
・今回の交通事故の事件を解決するために、加害者(保険会社)と示談交渉が行われます。
・今回のケガでご通院することは、痛みと時間消失(行動制限・精神的ストレス)が被害者様の損害となります。その痛みと通院時間消失の賠償として、慰謝料(示談金)が支払われることになります。
・・・慰謝料の計算方法は?・・・
3つの基準があります。
最低基準金額は、治療日数×¥4300です
※通院日数が少ない場合は(実日数×2)×¥4300となります。
3つの基準のイメージ
自賠責基準金額(4300円)<保険会社基準金額(非公開)<弁護士基準金額(被害者が受け取る本来の金額)
慰謝料は、弁護士基準の金額が、『被害者様が賠償される適正な慰謝料』となります
ご自身の任意保険等に『弁護士特約』があれば、弁護士基準の示談がBESTです。
また、慰謝料とは、上記の意味の他にも、
1.今後もし今回の交通事故が原因で痛みが再発した時の治療費充当の意味、
2.痛みを再発させないための医療用品購入・その他の補助などの意味
もあります。
弁護士紹介について
当院ご通院の患者様には、いつでも当院交通事故専門の顧問弁護士をご紹介します。
1.加入自動車任意保険に『弁護士特約』があれば、『¥0』でご依頼出来ます。
※ 弁護士を利用時、依頼費用と弁護士報酬は保険会社が支払いますので、報酬は一切かかりません
2.弁護士は、『終了の催促電話』『治療打ち切り』『慰謝料減額』『交渉』の窓口になります。
3.弁護士特約に加入していない場合でも、弁護士に依頼した方が良い結果になる事が多くあります。
院長までご相談下さい。
※弁護士相談費用は何回でも無料です。もちろん弁護士特約未契約者でも相談は可能です
今回の交通事故で、患者様がお困りにならないようにフルサポートいたします。
お気軽にご相談下さい
まとめ
ご不幸にも交通事故に遭われたら、警察や保険会社への対応・事務手続きなどやらなければ事も多く、慣れないことに戸惑い・ストレスを感じる方も多くなりますので、使用できる弁護士特約保険で、少しでも治療に専念して下さい。
梅雨のドライブ中のスリップ事故予防対策
いよいよ毎年の事ですが、梅雨がやってきますね。
雨が降ると路面が滑りやすくなり、スリップによる交通事故が発生しやすい時期でもあります。スリップ事故を防ぐ安全運転が必要な季節となります。
今回は
1.スリップ事故の原因
2.スリップ事故の発生状況
3.スリップ事故を防ぐ方法
スリップ事故の予防と対策を記載していきたいと思います
まず、梅雨シーズンは、雨や湿度の高さから道路が滑りやすくスリップ事故が発生しやすくなります。スリップ事故を防ぐ為には、通常時よりも安全運転が必須です。
スリップ事故に備えて、定期的に運転する前にタイヤの空気圧・溝の確認、また、ブレーキ・ワイパーの点検を行っておくことは大切な予防対策となります。
スリップ事故の原因
梅雨のドライブ中は、雨の影響で滑りやすい路面が多くなります。なのでスリップ事故の注意が必要です。
1.車のタイヤの摩耗具合をこまめにチェックすること
2.路面状況に合わせたスピードで運転すること
3.雨が止んだ後でも路面が滑りやすい場合があるため、油断は禁物であること
特に注意しなくてはならない原因として、車両の過負荷があります。
過積載や過速走行、過剰な急加速や急制動など、車に負荷をかける運転がスリップ事故の原因となります。
また車種によって搭載されている安全装備が異なることがあるので、運転前にマニュアルを確認することも重要です。
予防対策
梅雨のドライブでは、道路が濡れています。急な加速やハンドル操作を行わないように気を付けましょう。
前方の車両や歩行者などの動きも予測しずらくなります。その為、余裕を持った運転をしましょう。対向車や隣を通る車両、人がいる場合はスピードを抑えましょう。
車がスリップする主な原因
主な原因としては、
「水分の上に乗ることでタイヤが浮き上がってしまう」、
「雨により路面に砂や埃、土などが浮かび上がり滑りやすくなる」
つまり
『水の膜や砂・雪・氷、埃、土、砂利、草などによってグリップ性能が低下』
教習所でも
「ハイドロプレーニング現象」というものを勉強した記憶有りませんか?
摩擦抵抗の少ない水(その他)の上にタイヤが完全に浮いてしまい操作不能になってしまう現象です。
雪道や凍結した路面でのスリップも原理は同じで、摩擦係数の少ない雪や氷に乗り上げることでタイヤがグリップを失ってスリップしてしまいます。
もちろんタイヤの劣化も大きな原因です。
また、運転技術(ハンドル・アクセルワーク)・車両整備不良も原因となります。
スリップ事故に遭ってしまった場合
・パニックにならずに正しい対処法をとることが大切
・車をコントロールしようとして舵を切りすぎたりしないこと
・急ブレーキを踏まないこと
・スピードを緩め、ペダルから足を離してコントロールをやめること。
極端に言えば、「余計なことをしない・何もしない」ことが有効とされています。
スリップしている状況は、タイヤが本来持っているグリップ性能を失っている状態なので、
この状態からどれだけ早く抜け出せるかが重要になります。
焦ってあれこれすることで、回復を遅らせてしまうことが大きな事故に原因になったりします。
例えば、アクセルを踏んでしまったり、ハンドルを急に操作したりというのは間違った対応方法です。
ブレーキを踏みながらハンドルで走行レーンを維持するというのが適切な方法ですが、
ABSが搭載されていない場合は「複数回に分けて小刻みにブレーキング」をしていくことで、グリップを取り戻す場合がありますが、ポンピングブレーキ技術や車両状態によることも大きく関係します。
いくら運転に気をつけても、スリップを完全に防ぐことは出来ません。
リスクを減らすことは出来るかもしれませんが、絶対にスリップしないということは不可能と言えるでしょう。
万が一、タイヤがスリップしてしまった場合には、「焦ってハンドルやペダル操作で立て直そうとしない」というのが重要です。
急な状況に対応することは簡単ではありません。誰もが焦ってしまいます。
しかし滑ってしまったものはどうしようもないので、「タイヤの摩擦力を回復させる」対応方法を慌てずにとること!
スリップ状態になった時は、『あせらず・あわてず・なにもしない』そしてグリップ力を回復に努める事が大切です。
スリップ事故の発生状況
国土交通省の調べだと
- 北海道が最もスリップ事故が多く、123件発生している。
- 東京都と神奈川県は78件で同じくらいの発生件数である。
- 沖縄県が最もスリップ事故が少なく、56件しか発生していない。
となっています。
スリップ事故を防ぐ方法
梅雨のドライブは、路面が滑りやすいためスリップ事故に遭いやすくなります。そこで、スリップ事故を防ぐためには、スピードを抑えることが大切です。特にカーブや急ブレーキをかける箇所では、十分に注意しましょう。
また、車両のメンテナンスも怠らないことが重要です。タイヤの溝が十分あるか、ワイパーが正常に作動しているかなど、チェックしておきましょう。それに加えて、タイヤに適した空気圧であることもチェック!
車がスリップした場合の運転方法
スリップの種類(アンダーステアまたはオーバーステア)によって異なりますが、一般的な運転技術での対処法
A.アンダーステア(前輪のスリップ)の場合
状況は車が曲がりたい方向に曲がらず、直進しようとする。
1.アクセルをゆっくり戻す
前輪のグリップを回復させるために、アクセルをゆっくり戻します。急にアクセルを戻すとバランスを崩す可能性があるので注意します。
2.ハンドルの角度を少し戻す
ハンドルを切りすぎている場合は、少し戻してタイヤが再びグリップするのを助けます。
3.ブレーキは踏まない
急ブレーキをかけるとさらにコントロールを失う可能性があるため、ブレーキは踏まないようにします。
B.オーバーステア(後輪のスリップ)の場合
状況は車の後部がスリップし、車が曲がりすぎる。
1.アクセルをゆっくり戻す
後輪のグリップを回復させるために、アクセルをゆっくり戻します。
2.カウンターステアを行う
車の後部が滑る方向にハンドルを切ります。例えば、後部が右に滑る場合は、ハンドルを右に切ります。滑りが収まったら、ハンドルを直します。
3.ブレーキは踏まない
こちらも急ブレーキをかけるとスリップが悪化する可能性があるため、ブレーキは踏まないようにします。
A.B共通の注意点
1.冷静になる
パニックにならず、冷静に対処することが最も重要。
2.ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)搭載車では、ブレーキを強く踏み続けることでABSが自動的にブレーキ圧を調整してくれます。ABSがない場合はポンピングブレーキを使用します。
3.速度調整
スリップが起こりやすい状況では速度を控えめにし、車間距離を十分に取ります。
4.適切なタイヤの使用
冬季にはスタッドレスタイヤやチェーンを使用し、タイヤの状態を定期的にチェックします。
5.車のメンテナンス:
ブレーキやタイヤ、サスペンションの定期的なメンテナンスを行い、車の性能を最適に保ちます。
6.上記運転技術は、日常ドライブ時に多用する事がないので、イニシャルDとかの漫画のように一般のドライバーが、突然やる事は難しい技術となります。
まとめ
スリップは誰にでも起こり得る状況ですが、正しい予防準備と対処法を知っていれば、スリップ事故を未然に防ぐことができます。
また天気予報を確認して出発することも有効です。降水確率が高い場合や雷雨の予想がある場合などは、運転を控えるか、できるだけ安全なルートでの移動を心がけましょう。
梅雨の雨や最近多いゲリラ豪雨、スリップ事故を起こさないように気をつけましょう!
いよいよ明日からゴールデンウイークが始まります。
起こらなければ良いですが、交通渋滞・交通事故・遊んでいる時のケガが多く発生する可能性が高いお休みです。
皆さま車でお出かけの時は、車間距離・こまめな休憩・余裕を持った日程時間で、
電車でお出かけの時は、ダイヤの乱れにも対応できるような心がけ、駅の階段、段差などで転倒しないように、
遊ぶときは、無理せず楽しくはしゃぎ過ぎず、
でお過ごしください。
G.Wの休診&緊急連絡先のお知らせ
当院の診療はカレンダー通りとなります。
4/28.29
5/3.4.5.6
休診となります
4/30
5/1.2
は通常通り診療致します。
休診期間中、万が一の交通事故のケガ、移動中のケガ、遊んでいた時のケガをしてしまった場合、
『050-5217-2905』までご連絡下さい。
交通事故の治療ご相談・休日診療対応(※対応可能な日時)受付いたします。
では、楽しいゴールデンウイークをお過ごしください
2024年もまたいよいよ大型連休のG.Wが始まります。
毎年の事ですが、高速道路での「渋滞」
この渋滞が起こる原因はやはり追突事故などの交通事故。。。
この高速道路での渋滞や交通事故を起こさないようにするためには、一人一人の運転に対する心がけが大切です。
高速道路を運転する機会が多いドライバー曰く、
「渋滞は右車線(追い越し車線)から始まる」
今回は渋滞予防の意識を記載していきたいと思います。
皆さんも渋滞を少なくする事=追突事故の交通事故予防になりますのでご参考にしてみて下さい
渋滞を生まない運転4つのポイント!
ポイント1 速度低下に気をつける
1つ目は、サグ部(道路の下りから上りの路面)で速度を落とさないこと。
サグ部は、下り坂から上り坂にさしかかる時の底の部分、つまり、下り坂から上り坂に変化するポイント。
比較的傾斜の緩い高速道路では、サグ部は傾斜の変化が緩やかでドライバーが速度低下に気がつかず、知らず知らずのうちに速度が落ちてしまい、後ろの車は車間距離が詰まるために後続車が連鎖ブレーキを踏む行動が起こります。
ゆえに、その後続車が順序良くブレーキを踏み、徐々に車がつまり始めて、スピードも落ちて、最終的には停車し、その車は徐々に増加して渋滞の出来上がりとなります。そして、その高速道路上で玉突きの追突事故が起きやすい状況が出来上がるという訳です
高速道路で渋滞が発生しやすい6割がこのサグ部という調査データーがあるとの事です。
また、道路状況の変わるトンネルの出入り口やトンネル内も速度低下しやすい場所なので、
速度も気にしながら運転する事が大切となるポイントです。
ポイント2 車間距離をしっかりとる
2つ目は、車間距離をしっかりとることがたいせつです。
車間距離をあけずに走行すると、前車のちょっとしたブレーキで、すぐに自車もブレーキを踏むことになります。
そうすると、後続車も順次同様な現象が起こる可能性があり。。。これでまたブレーキングの連鎖が起きて渋滞が起こるきっかけとなります。
車間距離をしっかりとっていれば、全車が余計なブレーキを踏んでも、自車でブレーキを踏まなければ、ブレーキングの連鎖を断ち切る事ができて、余計な渋滞を防ぐことが出来るかもしれません。
高速道路走行中の無駄なブレーキは、渋滞を起こすキッカケとなりますので、車間距離をしっかりとあける事を心がけることがポイントです。
ポイント3 必要のない車線変更をしない
3つ目は、不必要な車線変更をしないこと。
誰もが少しでも早く目的地に着きたいので、少しでも早くと走行車線と追い越し車線を利用します。
でも、必要以上にスピードを出して、空いているスペースに割り込みを繰り返すような、走行車線と追い越し車線を行ったり来たりする車がありますが、これは流れを阻害し、渋滞を発生させる原因となります。
「渋滞は右から始まる」との言葉がありますが、早く進もうと追い越し車線を走る車が増加する、追い越し車線の少しのスペース割り込むなどで、追い越し車線の車のブレーキが増えて、追い越し車線の渋滞が始まることになります。
そして、追い越し車線では、スピードも出ているため、急な割込みや無理な割込みで、追突事故・玉突き事故につながり大渋滞の原因にもなります。
ポイント4 合流地点ではファスナー合流をこころがける
4つ目は、合流の加速車線から本線に合流する時に「ファスナー合流」のマナーを守ること。
インターチェンジの乗り入れや、高速道路合流の本線合流部では、好きなタイミングで自由に合流するのではなく、走行車線車両を見ながら、合流地点先頭まで進んで1台ずつ交互に合流するほうが、結果的に渋滞を和らげる効果があるということです。
実験では、このファスナー合流を意識するだけで、渋滞時間がおよそ3割減少したというデーターもあるとの事です。
合流するための加速車線のあらゆるところで合流しようとすると、結果的に本線の流れが悪くなって渋滞がおこるのですが、加速車線を走るドライバーの中には『先頭まで進んで合流するのはちょっと。。。』と思う方、本線を走るドライバーの中には『ぎりぎりまで攻めるな!』と言う方もいるかもしれませんが、結果的には、ファスナー合流のほうが早いということをドライバー全体のルール(マナー)なってくれば、合流渋滞解消につながるかもしれません。
もしかしたら渋滞・交通事故を引き起こしているのは自分かも?
渋滞を引き起こさないチェック
□車間距離を40メートル以上あける
※白線2つ分が40メートル目安です
□速度メーターを意識しながら運転する
※下り坂・上り坂・カーブ
□無駄なブレーキを踏まない
※速度超過・あおり運転をしない
□必要のない車線変更をしない
□ファスナー合流を心がける
□低速車(トラック・初心者・運転が苦手)は走行車線で速度低下しないように意識する
□疲労を感じる前にパーキングエリアで休憩
□車線変更時は、他の車線状況をしっかり確認
2024年のゴールデンウイークも安全運転で楽しい行楽を!
毎年のように高速道路では悲しい事故が起きています。
せっかくの連休を楽しい思い出になるはずなのに、交通事故渋滞や自然渋滞で予定が大きく変わってしまう事も。。。
ドライバー自身で渋滞の対策をしっかり心がければ徐々に自然渋滞や交通事故渋滞が減ります!
ゆとりのある時間計画で、渋滞のきっかけにならない!交通事故に遭わない!交通事故をおこさない!楽しく安全に十分注意してお出かけください!
『2024春の全国交通安全運動』告知協力院しています
当院では、毎年埼玉新聞社の春の全国交通安全運動に協賛させて頂いております。
今回は令和6年4月4日(木)の埼玉新聞
『人も車も自転車も 安心・安全 埼玉県』
春の交通安全運動重点目標 期間中の取り組みの4ページにわたる特集ページに掲載されます。
交通事故でのむちうちなどのケガ『0』のために、ぜひ埼玉新聞の特集欄、みて下さい!
そもそもなぜ『春』『秋』に全国交通安全運動があるの?
『春』『秋』共通して季節的要因(年度替わりの新生活スタート・夕暮れが早くなる等)・視界の変化(太陽の高さで運転中見にくくなる)・イベントや行事などで交通事故が増加する季節のため、交通事故の発生を減少させたい思いから、春・秋の交通安全運動が行われ、交通事故の防止や安全な運転・歩行の啓発が重要と考えられているからだそうです。
交通安全運動の目的は?
・広く国民に交通安全思想の普及
・浸透を図る交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践の習慣性
・国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組の推進
上記3点により交通事故防止の徹底を図ることを目的とする
とされています。
2024春の全国交通安全運動の期間は?
令和6年4月6日(土)から15日(月)までの10日間
交通事故死ゼロを目指す日 令和6年4月10日(水)
です。
主催団体は?
内閣府,警察庁,総務省,法務省,文部科学省,厚生労働省,農林水産省,経済産業省,国土交通省,防衛省,都道府県,市区町村,独立行政法人自動車技術総合機構,独立行政法人自動車事故対策機構,独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構,自動車安全運転センター,軽自動車検査協会,(一財)全日本交通安全協会,(公財)日本道路交通情報センター,(一社)全日本指定自動車教習所協会連合会,(一社)日本二輪車普及安全協会,(一社)日本自動車連盟,(公社)日本バス協会,(公社)全日本トラック協会,(一社)全国ハイヤー・タクシー連合会
となっています。
協賛団体は?
(一社)日本民営鉄道協会・(一社)全国自家用自動車協会・(公社)全国通運連盟・(一社)日本陸送協会・全国農業協同組合連合会・日本貨物運送協同組合連合会・(一社)全国個人タクシー協会・(一社)日本自動車工業会・(一社)全国軽自動車協会連合会・(一社)日本自動車整備振興会連合会・(一社)日本自動車販売協会連合会・(一社)日本中古自動車販売協会連合会・(一社)日本自動車タイヤ協会・(一財)自転車産業振興協会・日本自転車軽自動車商協同組合連合会・(一社)全国建設業協会・(一社)日本道路建設業協会・(公社)日本道路協会・全国道路利用者会議・(一社)全日本駐車協会・全日本交通運輸産業労働組合協議会・全国交通運輸労働組合総連合・全日本運輸産業労働組合連合会・全日本自動車産業労働組合総連合会・(公財)全国老人クラブ連合会・(福)日本身体障害者団体連合会・(福)日本盲人福祉委員会・(一財)全日本ろうあ連盟・(福)全国社会福祉協議会・日本弁護士連合会・全国人権擁護委員連合会・損害保険料率算出機構・(一社)全国銀行協会・(一社)生命保険協会・(一社)日本損害保険協会・全国共済農業協同組合連合会・日本赤十字社・(公財)日本消防協会・NHK・(一社)日本新聞協会・(一社)日本雑誌協会・(公社)日本広報協会・朝日新聞社・毎日新聞社・読売新聞社・日本経済新聞社・産業経済新聞社・北海道新聞社・中日新聞社・西日本新聞社・ジャパンタイムズ社・(一社)共同通信社・(公社)日本保安用品協会・(公財)交通事故総合分析センター・(一財)日本自動車交通安全用品協会・日本自動車車体整備協同組合連合会・北海道旅客鉄道(株)・東日本旅客鉄道(株)・東海旅客鉄道(株)・西日本旅客鉄道(株)・四国旅客鉄道(株)・九州旅客鉄道(株)・日本貨物鉄道(株)・(公社)全国行政相談委員連合協議会・(一社)日本ヘルメット工業会・日本保安炎筒工業会・(一財)日本自転車普及協会・(一社)電気通信事業者協会・(一財)道路交通情報通信システムセンター・(公社)全国運転代行協会・(一社)UTMS協会・全国労働者共済生活協同組合連合会・(公財)三井住友海上福祉財団・(一財)職業教育・キャリア教育財団・(一社)公立大学協会・全国公立短期大学協会・独立行政法人国立高等専門学校機構・日本私立高等専門学校協会・(一社)国立大学協会・日本私立大学団体連合会・中央労働災害防止協会・陸上貨物運送事業労働災害防止協会・建設業労働災害防止協会・(一社)日本交通科学学会・独立行政法人日本スポーツ振興センター・全国都道府県教育長協議会・(公社)日本PTA全国協議会・(一社)全国高等学校PTA連合会・全国国公立幼稚園・こども園長会・全国連合小学校長会・全日本中学校長会・全国高等学校長協会・全日本私立幼稚園連合会・日本私立中学高等学校連合会・(公社)全国子ども会連合会・(一財)日本交通安全教育普及協会・(公社)全国公民館連合会・(公財)あしたの日本を創る協会・(公社)日本青年会議所・日本青年団協議会・(公財)ボーイスカウト日本連盟・(公社)ガールスカウト日本連盟・全国女性団体連絡協議会・主婦連合会・時事通信社・日本テレビ放送網・フジテレビジョン・TBSテレビ・テレビ朝日・テレビ東京・ニッポン放送・文化放送・TBSラジオ・(株)日経ラジオ社・(一社)公営交通事業協会・(一社)全国道路標識・標示業協会・(一社)日本自動車会議所・石油連盟・全国石油商業組合連合会・(公財)国際交通安全学会・(公財)日本交通管理技術協・全国地域活動連絡協議会・(一財)児童健全育成推進財団・(一社)全国レンタカー協会・全国トラック交通共済協同組合連合会・(福)日本保育協会・(公社)全国私立保育連盟・(一社)自転車協会・(一社)全国届出自動車教習所協会・全国小売酒販組合中央会・全国特別支援学校長会・(一社)日本音楽事業者協会・日本私立短期大学協会・全国公立高等専門学校協会・日本私立小学校連合会・(一社)日本反射材普及協会・(一社)交通工学研究会・全日本デリバリー業安全運転協議会・東日本高速道路(株)・首都高速道路(株)・中日本高速道路(株)・西日本高速道路(株)・阪神高速道路(株)・本州四国連絡高速道路(株)・日本郵政グループ・建設三団体安全対策協議会・(一社)日本建設業連合会・(公財)交通安全振興機構・(公財)交通遺児育英会・(一社)全国認定こども園連絡協議会・特定非営利活動法人 全国認定こども園協会・(一社)日本フランチャイズチェーン協会・(一社)交通事故医療情報協会・(一社)日本フードデリバリーサービス協会・(一社)日本電動モビリティ推進協会・マイクロモビリティ推進協議会
以上156団体となっています。
調べてみるといろいろな団体が協賛団体になっていますね。
当院でも毎年、春の全国交通安全運動 埼玉新聞社に交通安全協賛広告を実施しています。
2024交通安全運動のポイントの説明!
(1)こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践
『次代を担うこどものかけがえのない命を社会全体で交通事故から守ることは重要』
しかし
・幼児・児童(小学生)の死者・重傷者では歩行中や自転車乗用中の割合が高い
・新学期が始まる4月から6月にかけて,死者・重傷者が増加する傾向にある
・歩行中児童(小学生)の死者・重傷者の通行目的では登下校が全体の約4割を占める
・通学路を始めとする道路においてこどもが危険にさらされている状況にある
・こどもに限らず,交通事故死者数全体をみると,歩行中の割合が最も高い
・歩行者にも走行車両の直前・直後横断や横断歩道外横断,信号無視等の法令違反がある
なので
・こどもが安全に通行できる道路交通環境を確保する
・全ての歩行者に対し,道路の安全な横断方法を実践するよう促していく
となります。
(2)歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行
『交通死亡事故の当事者の多くは運転者で,歩行中の死亡事故の多くが道路横断中に発生し,運転手に横断歩行者妨害等の法令違反が認められる』
しかし
・飲酒運転,妨害運転(あおり運転)等の悪質・危険運転の交通事故も後を絶たない
・自動車乗車中における後部座席シートベルトの着用率やチャイルドシートの適正使用率がいまだ低調
・75歳以上の高齢運転者による交通死亡事故の要因として、ハンドル操作不適やブレーキとアクセルの踏み間違いなどが多いも留意
なので
・運転者に対して,歩行者優先意識の徹底
・「思いやり・ゆずり合い」運転の励行を促していく
となります。
(3) 自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守
『自転車の交通事故死者数が減少傾向にある一方で,全事故に占める自転車関連事故の割合は増加傾向』
なぜ?
・自転車乗用中の交通事故死傷者数は10歳から25歳未満の若年層の割合が高い
・自転車乗用中におけるヘルメット非着用時の致死率は,着用時と比較して高い
・死者の人身損傷主部位は,頭部が半数以上
・自転車側の多くに法令違反が認められる
そのため
・道路交通法の一部を改正する法律(令和4年法律第32号)の施行
・令和5年7月1日から特定小型原動機付自転車(「電動キックボード等」)に関する新たな交通ルールが定められる
・利用者には交通ルールを理解した上で安全に利用することが求められている
・乗車用ヘルメットの着用についても努力義務が課されている。
このため,
自転車・特定小型原動機付自転車の利用者に対して,ヘルメットの着用と交通ルールの遵守を促していくことが必要
となります。
まとめ
(1)横断歩道を車・自転車に注意しながら自分自身を守り正しく横断!
(2)運転中は歩行者優先!
(3)自転車・電動キックボード利用時はヘルメット着用!交通ルールを守れ!
です。
2024春の全国交通安全運動!
皆様も交通事故の被害者・加害者にならないように、交通事故に遭わないように気をつけて新生活スタートしましょう!
玉突き事故!に巻き込まれた!
後方からの追突で3台以上の車が絡む交通事故
俗に玉突き事故と言われています。
どの車に責任があるのか?
通常、玉突き事故の場合、過失割合は、最初に追突した最後車が100%となりますが、
しかし、玉突き事故の類型・原因は多数あります。
玉突き事故の発生原因次第では、先頭車でも、真ん中でも、過失が発生する事もあることご存じですか?
多種多様な玉突き事故ですが、今回の記述は。。。
・最後尾車が最初に追突
・中間車が最初に追突
・前方の車が急停車で起きた追突
の大きく分けて3つご案内していきます。
多種多様な玉突き事故の過失割合例
1.最後車が最初に追突した玉突き事故
先頭車:中間車:最後尾車=0:0:100
2.中間車が急ブレーキして最後尾車が追突して中間車が先頭車に追突した事故
先頭車:中間車:最後尾車=0:30:70
3.先頭車が急ブレーキして、中間車も急ブレーキを踏んで、最後尾車が追突して玉突きになった事故
先頭車:中間車:最後尾車=30:0:70
4.中間車が最初に追突した時の玉突き事故
※中間車が先頭車に追突し、その後に最後車が中間車に追突
(玉突き事故ではなく、順次追突事故(多重事故)と言われています
先頭車:中間車=0:100
中間車:最後尾車=0:100
※道路交通法26条
前方車両が急停止した場合でも衝突を避けられる程度に車間距離をあけることが義務のため
玉突き事故の過失割合の考え方は?
玉突き事故の過失割合の考え方は、一般的な追突事故と同じに、最初に追突した車に100%の過失があるとされます。
しかし、上記のような前方車両が急ブレーキを踏むなど、事故の原因が追突された側にもある場合は、追突された側の車にも過失が生じます。
あおり運転での追突事故や玉突き事故の場合?
でも最近多い『あおり運転』後ろの車に煽られて急ブレーキを踏んだ場合で追突された場合どうなるのでしょうか?
この場合、『あおり運転』をされたとのことで、急ブレーキを踏んだ。。。。
気持ちはわかるけど『不必要な急ブレーキ』だと判断されてしまう場合があり、過失割合が発生してしまいます。
なので、『あおり運転』されている?と感じた場合、少しずつ減速して車線変更等をして後方車両に道をゆずるなど、急ブレーキ以外の回避方法をとることをした方が、追突事故、玉突き事故の交通事故被害にあわずにすむ可能性が高いです。
追加!高速道路での追突事故
3月20日朝、私も関越自動車道を利用中、6~8台の玉突き事故渋滞に遭遇しました。
なので高速道路での追突事故・玉突き事故も参考までに。。。
高速道路上で起きた玉突き事故の過失割合
1.全車走行中に最後車が最初に追突
先頭車:中間車:最後尾車=0:0:100
2.先頭車が急ブレーキを踏んで玉突き追突
先頭車:中間車:最後尾車=50:0:50
3.車が正当な理由なく駐停車が原因の玉突き追突事故
高速道路では、一般道路とは違い原則として駐停車が禁止
前方車両が正当な理由なく駐停車・急ブレーキをして玉突き事故が起こった場合、先頭車には一般道路の玉突き事故より大きな過失割合がつく可能性があります。
高速道路上で追突事故などの交通事故が起こった場合、ハザードランプを点灯させて後続車に事故の発生を知らせましょう!
玉突き事故で損害賠償請求する相手は?
基本は過失のある人へ損害賠償請求する形となります。
しかし過失割合を決める時、交通ルール違反の有無、道路の見通しや状態、事故状況など、で過失割合が大きく変わる可能性もあります。
上記で記述したように自分にも過失割合がつく場合もあるかもしれません。
もし玉突き事故の被害者・加害者になってしまった場合、当院では交通事故専門の顧問弁護士に無料ご相談が可能です。※当院通院時
万が一玉突き事故に遭遇してしまった場合、一人であれこれ悩まずにすぐにご来院下さいませ。
玉突き事故は必ず最後尾車が悪いとは限りません。
前方車の動きだけではなく、更に前の車にも注意をして安全運転を心がけましょう。
※2024年そろそろ春の交通安全運動が始まります。(4月6日~15日)
交通事故を起こさないように安全運転気をつけましょうね!
バック事故
バック事故は、自分が停止中もしくは徐行進行中、通常進行中に、前方の車又は、側道等から、車がバック後退時の後方不注意が原因で、衝突する交通事故で、『逆追突事故』『後突事故』といいます。
車両には近年バックモニター付きが増加傾向なのですが、なぜか発生頻度の高い交通事故です。比較的軽微な物損事故になるケースが多いですが、気がつかないでバックを続けてしまい、物損事故では済まず大きな人身事故になる事もあります
バック事故の場合、加害者が被害者側に過失があるというケースも発生し、バックでぶつけられた側としては、納得がいかない場合も多くあります。
どのようなケースに被害者側にも過失があるとみなされるのか、過失割合はどうなるのかを調べてご紹介したいと思います。
バック事故の過失割合
いつくかのバック事故の過失割合判例をご紹介致しますが、あくまでも過失割合を決めるのは、裁判所です。
納得いかない時は、しっかりと弁護士に相談するようにして下さい。
- 自車が停車中、バックしてきた車にぶつけられた場合
自車:相手方=0:100
- 自車が徐行中、バックしてきた車にぶつけられた場合
自車:相手方=0~30:70~100
- 自車が公道を直進中、脇道(側道や駐車場)からバックしてきた車にぶつけられた場合
自車:相手方=20:80
- 自転車や歩行者がバックしてきた車にぶつけられた場合
自転車や歩行者:相手方=0~10:90
なぜ加害者は主張を後から変えたりするのか?
相手車両がバックで来ることが予見できたのにも関わらず、停止、徐行で直進していても停止してクラクション等で教えてくれなかったなどを、少しでも自分の過失を少なく考えたりすると、交通事故の自己的有利変換で主張を変えてくることが多くあります。
つまり少しでも自分の過失を下げて、過失割合を変更したいからという事になります。
加害者の変える主張例は?
1.事故状況について現場検証でウソの証言
自車が停車していたのに「動いていた」・「徐行していなかった」・「急に後ろに来た」など、加害者側がウソをつく
反論は、ドライブレコーダー提出・目撃者等確保を行い証拠を示して反論すること。
※今の世の中では、ドライブレコーダーや駐車場内の監視カメラの録画などが有利な証拠となります。
2.クラクションを鳴らさないのが悪いと被害者のせいにする
被害者側から「クラクションで警告してくれれば、気づいたのに」と言われ、「クラクションで警告する義務を怠った」という利己的な主張をされる加害者もいます。
警告する余裕があったのにクラクションで警告しなかった場合は、加害者の主張するように被害者にも過失があるとみなされるケースがある為、このような主張を言われる方もいますが、クラクションで警告する間もなくバックで当てられた場合、加害者の主張は通りません。
こちらもドライブレコーダーや監視カメラの記録での事実確認があれば対策出来ます。
3.車(バイク)が見えなかったと被害者の車両の位置のせいにする
加害者から「車が見えなかった」と言われる場合があります。本当に見えなかったかもしれませんが、被害者には関係ありません。多くの場合が言い訳であり、被害者に過失を求める性質のものではないので気にする必要は全くないと思います。
4.停車ではなく徐行していたと主張される
バックしてきた車にぶつけられた時に、被害者側の車が完全に停車していたわけではなく、徐行していたと主張されることがあります。
このような言い訳は、被害者側に一定の過失割合を発生させ、少しでも自分の過失割合が100%からダウンさせたいからでしかない話です。
これもドライブレコーダーが、ぶつけられた時の状況を客観的に証明する証拠となります。
また、近くに目撃者がいるなら、その人に証言をお願いできるように連絡先などを控えておいた方がさらに心配事が無くなります。
4.停車位置に非があると主張される
バックしてきた車にぶつけられた場合に、被害者側の車の停止していた場所が悪いと言われることがあります。駐車禁止・停車禁止の場所に停車していたといった内容です。
基本的に、運転中に停車していた車には過失割合は発生しませんが、本来の停車位置ではない場所に停車していた車の場合、加害者側の過失割合は軽減される事になりますので、このような場合は、加害者の主張通りの内容であれば、加害者側の主張が認められる場合があります。過失割合が被害者にも発生する事になります。
- 駐車場内での事故の場合
・駐車場枠をはみ出していたケース
被害者側としては、仮に駐車場の枠からはみ出ていたとしても、他の車の邪魔になるような停め方はしていないといった主張をするように防御しましょう。
・被害者側が進行方向を守っていなかったケース
加害者側が被害者側の車が進行方向を守っていなかった時、駐車場によっては通路が狭いために、車両の進行方向を一方向に制限していることがあり、その指示に従っていなかったという場合は、駐車場内でその進行方向指示に従う必要があります。
加害者側の主張が正しいものであれば、加害者側の過失割合は軽減され、被害者側にも一定の過失割合が発生してしまいます。
もし被害者側が進行方向を守っており、一切の非がない場合は、ドライブレコーダーの映像が大切となります。
6.駐車場でのバック事故で当て逃げ
駐車場でのトラブルで多いのは、駐車中の車にぶつけた車が、そのまま逃げてしまう当て逃げがあります。買い物等で不在の時、ぶつけた方が全面的に悪くのですが、被害者側の車に乗っていた人や目撃者がいない場合、そのまま逃走されてしまう事が多くあります。また、ドアで側面を傷つけられた時も同様ですが、どちらにしても、すぐに警察を呼び事故届(被害届)を作成してもらいましょう。被害届を提出していないと、保険会社は保険金を支払ってくれないケースがあります。できるだけ速やかに警察に届け出るようにしましょう。
被害の大きさでは、ドライブレコーダー・店内監視カメラも当て逃げ犯人を見つける証拠ともなりますので、店舗等の駐車場の場合はカメラも確認して協力を求める事も大切です。
まとめ
バック交通事故は、基本的には、加害者100:被害者0となりますが、交通事故のケースによっては、過失が発生してしまう事もあります。その時にトラブルにならないようにする為には、ドライブレコーダーは確かな証拠となります。
自分と愛車を守る為にも、装備しておくことが大切です。
まさか?なんで?ここでバックして来るの?がバック事故です。
追突事故や交差点事故だけが交通事故ではありませんので皆様いつでもクラクションを鳴らす準備は忘れずに。。。
積雪注意して下さい!
皆さんこんばんは。。。
本日は先週からの予報通り、しっかりと積雪となりました。
雨が降って、雪が解けてくれれば良いのですが、これから夜中にかけてまだまだ降りそうですね。。。
これからの時間帯、車を運転される方は、スタッドレスタイヤ・タイヤチェーンをしっかり装着されている方だけでお願いします!
ノーマルタイヤでの運転は交通事故の原因になります!
また歩行される方も足を滑らせての転倒によるケガ、ご注意くださいね。。
朝は凍結注意しましょう!
明日の朝、行くが残っている場合、明後日も、凍結路面には注意して下さいね。
万が一交通事故に巻き揉まれてケガをしてしまったら、すぐに当院までご相談連絡下さいね
しっかり治療はもちろんですが、わからない事アドバイスさせて頂きたいと思います!
では雪道気をつけて下さい!
週末の道路は?雪が降ると交通事故は増加する?
毎年の事ですが、首都圏に降雪があると必ず交通事故は増加します。
また雪はいつ強くなるか?天気予報通りとならない事もあります。雪道での運転は通常の道路状況よりも危険が増します。
なので特に雪道の運転に慣れていない方は、不必要な運転は控えるようにしましょう!
交通事故を起こさない!雪道の運転の注意点の確認点
1.速度の適応
雪が積もった道路では、通常の速度よりも遅い速度で運転しましょう。
急なアクセルや急ブレーキは避け、ゆっくりとした動作をするようにしましょう。
2.安全な車間距離
前車との間隔をいつもより広めにとり、十分な安全距離を確保しましょう。
ゆとりがあると、急な制動や回避が必要な場合に対応しやすくなります。
3.ブレーキの使用方法
雪道での急ブレーキは滑りやすく危険です。
ブレーキやアクセルを急激に踏むことは危険です。
ブレーキは軽いタッチでコントロールするようにし、エンジンブレーキやシフトレンジを利用して安全に止まるようにしましょう。
車のスピードを緩め止める制動力は、ブレーキだけではありません。
4.スムーズなハンドリング
急なハンドリングはスリップの原因です。方向転換や車線変更はできるだけゆっくりかつ滑らかに行いましょう。
5.冷静な運転
雪道での運転では視界も悪くなり、いつも以上に安全確認をする事が必要です。
冷静かつ的確な判断で、余裕を持った運転を心がけましょう。
6.適切なタイヤ
スタッドレスタイヤやチェーンを必ず使用しましょう。
『ちょっとの雪だから。。。』『少しの距離だから。。。』
そんな気持ちでノーマルタイヤのまま出かける運転は絶対にやめましょう!
またスタッドレスタイヤも消耗品です。トレッドパターンの溝確認は怠らず、適切なメンテナンス交換しましょう。
7.視界の確保
雪や霜が視界を妨げることがあります。ウィンドウやミラーを十分に除雪し、視界を確保して運転をしましょう。
8.天気予報の確認
雪の降る可能性が高い場合は、出発前に天気予報を確認し、適切な準備を行いましょう。
9.緊急時の装備
万一の事態に備えて、外作業用の防寒具、スリップから脱出できる非常用品を携帯して出かける事が安心です。
まとめ
私もスノーボードでよく車で雪国に行きますが、必ず困っているスリップ等で困っている車や追突事故など見かけます。
雪道での運転は慎重かつ冷静な運転が求められます。雪国の運転に慣れている方でも交通事故を発生させますので、雪道に慣れていない方は十分な準備と注意を払って、安全運転を心がけてください。
交通事故の被害者になってしまった!
交通事故の被害者になった場合、交通事故の事故状況と事故の大きさなどで様々に対応ステップがあります。しかしどのような交通事故状況でも適切な行動を取る必要があります。今回の手順は一般的な交通事故の被害者になってしまった時にガイドラインをご案内します。
大小かかわらず、車の交通事故・自転車の交通事故・バイクの交通事故、また現在では、歩行者の交通事故(歩きスマホ衝突・イヤホン衝突など)すべて警察に連絡して現場検証をしておけば、『何月何日にここで交通事故が起こった』と証明出来る事になります。
交通事故が発生した時に警察に連絡しておかないと、さまざまなトラブルに巻き込まれてしまうがありますので、必ず交通事故に遭ったら警察に連絡!必須事項として忘れないようにして下さい。
交通事故被害者になってしまったら
始めて交通事故の被害者になってしまった時、ほとんどの人は、慌ててしまいます。またどうしてよいかわからないこともしばしば。。。
しっかりと下記の基本行動をするようにして下さい。
1.安全確保
・事故現場で安全な場所に移動する。
2.警察に交通事故発生報告のTEL、状況に応じて救急隊も依頼する。
・TELで警察の指示に従う。
※車が動ける状態であれば、路肩に移動する。(移動に関して不明点がある場合、警察に確認する)
・動くのに困難なケガをしている場合
TELにて救急隊の指示に従い応急処置をする
※必要に応じて急救車を要請する
3.警察到着
・事故の発生状況を警察に報告する。※警察の報告書は後の法的手続きで重要です。
事故の詳細を記録する。
・相手の車のナンバープレート
・相手のTEL確認※携帯番号だけでなく、自宅電話番号も確認する
・ドライバーの免許証情報(氏名・住所・免許証番号)
・任意保険情報
・事故場所と時間などを含めて記録します。※後日、交通事故証明書に記載される情報です。
・目撃証言(目撃者がいれば、その人たちに事故の証言をしてもらう。万が一に、加害者に都合よく保険会社に事故報告をされた場合、目撃者証言があると助かる事もあります。
目撃者にお願いして万が一何かあった時にお願いできるように、連絡先TELを聞いておくと良いです。
・証拠の保管写真を撮っておく※後でトラブルになる場合役に立つことがあります。
現場道路・車の損傷・ブレーキ痕などがあると良いと思います。
・ドライブレコーダーの保存
4.保険会社への連絡:
・自分の保険会社に連絡する。
※今後どのようにして良いかアドバイスを受けると良いと思います。
・相手の車の任意保険会社からの連絡をある場合、保険会社に連絡して事故を報告する。
5.交通事故で身体に痛みが出たら
交通事故で怪我をして痛みがある場合や気になる場合すぐに医療機関に受診するようにしましょう。※但し相手側の任意保険会社担当が決まる前の受診となりますので、一時保証金等の建て替えが必要になるケースがあります。
また、交通事故後の翌日~1週間後ぐらいに遅発的に痛みが出る場合もあります。少しでも違和感等が気になるようでしたら必ず医療機関に受診して下さい。
6.相手側の主張と異なり過失割合等でもめたりする場合、また事故の状況や責任が明確でない場合、弁護士による法的支援を受けることを検討しましょう。
弁護士に相談することが役立つことがあります。
7.精神的ケア
交通事故で以外に多い問題で、事故のストレスやトラウマも発症する事があります。
対処するためには、心理的なサポートが出来る医療機関の受診も大切です。
まとめ
最も重要なのは、事故直後は安全を最優先にし、その後体の治療、車や周辺施設などの修理など、法律と適切な手続きを進めていく事が、事故によるあらゆる被害を最小限に抑える事が出来ます。
交通事故の大小かかわらず、『必ず警察に連絡する事』を忘れないようにして下さいね。
警察を呼ばなかった場合、事故の責任や証拠の確保が難しくなる可能性があり、相手側と大きなトラブルになってしまう事があるので注意して下さい。
何か困ったことがありましたら、出来る限り早めの段階でご相談下さい。