自転車・歩行者と自動車の事故の過失割合(交通事故過失割合シリーズ6)
自転車・歩行者と自動車の事故の過失割合
交通事故の中で最も重大な被害につながりやすいのが、自転車と自動車の事故。
通勤・通学や買い物などの日常の移動で頻繁に起こるため、非常に身近な交通事故のひとつです。特に都市部では道路が狭く、交差点や横断歩道での事故は頻繁に発生しており、被害者が重症化しやすいのが特徴です。
今回は、過失割合の基本と、実際にあった事故例を交えたブログを記載します。
代表的な自転車・歩行者・自動車事故パターンと過失割合
過失割合は自転車事故の状況によって異なりますが、基本的な考え方は次の通りです。
自動車VS自転車
交差点での出会い頭事故
自動車:70%VS自転車:30%
自動車の方が速度が出ているため過失が大きくなります。ただし自転車側が、一時停止無視や飛び出しをした場合、過失割合は大きく変化します。
自転車の一時停止無視による衝突
自動車:20〜30%VS自転車:70〜80%
信号や一時停止を守らなかった自転車に大きな責任が問われます。
車道を逆走していた自転車との事故
自動車:10〜20%VS自転車:80〜90%
自転車は車両と同じ「左側通行」の義務があり、逆走は大きな違反行為とされます。
自動車の左折巻き込み事故
自動車:80%VS自転車:20%
自転車は左折車の死角に入りやすいため、自動車側の注意義務違反が大きく問われます。
歩行者VS自動車
横断歩道上で歩行者が青信号 → 自動車が赤信号無視
自動車側100%の過失
歩行者が横断禁止場所を横断 → 自動車が徐行・注意不足
自動車80〜90%:歩行者10〜20%
夜間・雨天・服装(黒系など)で視認性が低い場合
自動車の過失が重いが、歩行者にも数%の過失が加算されることもあります。
基本として、歩行者は“弱者”として優先されるため、自動車側に重い責任が課せられるのが基本です。
実際にあったケースからのアドバイス
例1
以前、通学中の高校生が自転車で横断歩道を渡ろうとした際、左折してきた車と接触した事故がありました。幸い軽傷で済みましたが、自動車のドライバーは「歩行者を優先させる義務」があるため大きな過失が認められました。
ポイントは「自転車が横断歩道を渡るときは、原則として自転車から降りて押すのが安全」ということです。特に夜間はライトを点け、反射材を身につけることが事故防止につながります。
例2
ある高齢の歩行者が、横断歩道を青信号で渡っていたところ、右折車が急いで侵入してきて接触事故が発生しました。結果として、歩行者は骨折で長期入院。自動車側の過失はほぼ100%とされました。しかし、歩行者側が夜間に黒っぽい服を着ていたため、自動車側の「前方不注意」だけでなく「歩行者の視認性」も裁判で議論されました。
このように、歩行者でも「事故を避けるための注意義務」を果たす必要があります。
事故防止のためにできること
自動車側:交差点では歩行者優先、横断歩道前で必ず減速・一時停止
歩行者側:夜間は明るい服や反射材を使用、信号遵守
両者とも:視認性を意識し、互いに「見えているだろう」と過信しない
接骨院からの視点
自転車事故では、むち打ち・手首・肘・膝・足首等の捻挫・打撲・擦過傷・骨折などが多く見られます。
初期にしっかりと治療を行わないと後遺症が残ることもあるため、事故直後から早めの対応が重要です。
事故防止のためにできることのまとめ
自動車側:交差点では歩行者優先、横断歩道前で必ず減速・一時停止
歩行者側:夜間は明るい服や反射材を使用、信号遵守
両者とも:視認性を意識し、互いに「見えているだろう」と過信しない
歩行者事故・自転車事故は、命に関わるリスクが高いため、過失割合も自動車側に厳しく設定されがちです。歩行者・自転車もできる限りの安全対策を行うことが、自分の命を守ることにつながります。
もし事故に遭ってケガをしまった場合、過失割合でトラブルがある場合、交通事故に強い顧問弁護士に無料で相談できる当院まで起きがるにご来院ください。